平安京最古の史跡・神泉苑に26日サツキが咲いているので見に行った。延暦13年(794)、桓武天皇が平安京の造営にあたり、大内裏の南の沼沢を開設した苑池で常に清泉が湧き出すことから「神泉苑」と名づけられたという。
神泉苑は、「御池通」の名前の由来であるとの説もあるが定かではないという。
苑内には法成(ほうじょう)池にかかる朱色の法成橋がある。
願い事を思いながら渡り、善女龍王社にお参りするとその願いが成就するといわれている。
弘法大師がその昔、雨乞いをして無事雨が降ったという逸話も残っている。
その昔、苑内の大池と中嶋のほか、北部には宏壮な宮殿が建てられ天皇や貴族が舟遊びなどの遊宴をおこなったと云われいる。
貞観11年(869)の疫病流行のときは、祇園社(現八坂神社)の御霊会が鉾を66本造り神泉苑に集まり行列したという。
これが八坂神社の祇園祭のはじまりと言われる。
約6000㎡の苑内には、四季折々の樹木や花が植えられ今、サツキが満開になっていた。(5/26撮影)
0 件のコメント:
コメントを投稿