左京区岡崎にある岡崎神社は、うさぎ神社と呼ばれ平安神宮の北側にあり、平安遷都に際に、勅願により王城鎮護のため平安京の四方に建立された社の一つであり、都の東に鎮座することから東天王と称し、いまも地名が残っている。
清和天皇が、貞観11 (869)年に造営し、祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)・櫛稲田媛命(くしいなだひめのみこと)及び御子三女五男八柱神を祀る。
治承2 (1178)年、中宮の藤原高子の安産祈願の幣帛を賜り、安産の神として信仰されている。
その昔、当社の背後の紫雲山付近一帯が野ウサギの生息地で、ウサギが氏神様の使いと言われている。
ウサギが子孫繁栄の象徴であることから、安産だけではなく、子授けの神様として信仰が高まったという。
境内の手水舎の所に“厄除子授兎”と書かれた黒く光るウサギの彫像もあり、そのうさぎ像に水をかけると子供が授かると言われて、子授けの神として参拝者の人気を集めている。
古くから産土神として付近氏子の信仰を集め、厄除けの神として多くの参拝者が訪れている。(5/28撮影)
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