平安初期の823年(弘仁14)から833年(天長10)の間、第53代・淳和天皇(じゅんなてんのう)は平安宮に在位をなし、別名西院天皇といわれたという。
この付近の地名である西院春日神社は、淳和天皇が退位に伴もない淳和院離宮(別名・西院天皇)へ居を移すに際し、その守護社として創建された。
紋章には淳和天皇が好きだった藤の花が使われ、社務所の横には銘藤“六尺藤”の藤棚があり、
修復に伴う剪定のため残念ながら本年は開花しない。
しかし御所から贈られた「恩賜之藤」の花は7,8分咲きになっていた。
境内の西側には還来(もどろき)神社があり、わらじを奉納して旅行安全の神としても知られ、梛(なぎ)石は、旅行前の者が撫でて還来成就祈願の祈願をすることから「撫(なで)石」とも呼ばれていて祈願する習慣が今に伝わる。
江戸時代初期から受け継がれているか春日神社は、29日のゴールデンウィークは『藤花祭」と毎年10月第2日曜日「秋祭」が盛大に行われている。 (3/23撮影)
<西院春日神社の藤>
住所:京都市右京区西院春日町61
電話:075-312-0474
境内:無料
参拝:9:00~17:00
交通:阪急西院駅/嵐電西院駅より徒歩約3分
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