20日美山「かやぶきの里」放水銃訓練が終了のあと帰途のおり3年半ぶりに日吉ダムを眺めながらスプリングひよしで遅い目の昼食をとった。
運転するH氏は京都縦貫自動車道を走行するよりも裏道が得意なようで「越畑の棚田」に案内していただいた。
愛宕山麓にある里山で、嵯峨越畑・樒原(しきみがはら)という農地が階段状に並んでいて景勝地になっている。京都市内にもこんな美しい棚田があるのだということを初めて知った。
右京区嵯峨越畑町は市内とは名ばかりの山また山の狭間、“火伏の神”として有名な愛宕山の裏側辺りで、越畑集落は深い山懐にあってひなびた里山の雰囲気を良く残している。
この辺りは京都市、亀岡市、南丹市との境界に近く、集落の中を行くと右手眼下一面に棚田が広がる
山里の早い田植えが始まっていて、どの棚田にも水が一杯に張られ三々五々早苗が風にゆれて懐かしい日本の里山の風情をかもしだしている。
棚田の里は高地に位置し、棚田は約800枚、昼夜の温度差が激しい越畑は「京都の信州」ともいわれ、手つかずの自然が多く残っている。
この地区では「越畑フレンドパーク」が地域の活性化のために体験農園、観光果樹園(りんごやぶどう、さくらんぼ)などや、春・田植え、夏・ホタル鑑賞、秋・稲刈り、そばの収穫(中でもそばの味わいは絶品で週末には京都や大阪のそば通で賑わうという)等イベントを開催している。
空気も最高で自然の緑の山々がきれいで日本の原風景のようであり、棚田の美しい景観の中で、自然とふれあうことができる。
鏡面のように輝く棚田、大きく弧を描く畦道、薫風にそよぐ早苗は例えようもなく美しく京都にもこんなところがあるのかと思うほど、すてきな棚田がみられ案内して下されたH氏に感謝感謝であった。
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