2012年5月12日土曜日

子ども神輿とイチハツ(鳶尾)の花

上京区の上御霊(ごりょう)神社は地域の人々から“ごりょうさん”と親しまれている。
ワッショイと威勢のよい掛け声に雨雲も吹き飛んだ子ども神輿上御霊神社5月18日に御霊祭が行われるが、既に拝殿には祭礼の提灯や巡行する三基の神輿も飾られていた。
本殿の前に勢揃いした小さな担ぎ手役たち神妙に神職からお払いを受けるそれに先立って12日、境内では紫明小による児童が午前と午後の2回、子ども神輿の巡行が行われた。 この日の朝は少し肌寒く感じたが、子どもたちの神輿を担いで巡行する熱気に掻き消され、午後から空模様は回復した。
神職が子ども神輿の無事を祈ってお払いをする宮司は金太郎の手ぬぐいをプレゼントした境内の南側の堀一面にアヤメ科の“イチハツ”が見ごろを迎えているので行って観た。御霊神社(上御霊神社)の由緒は、794年(延暦13)に平安京遷都にあたり、桓武天皇によって早良親王(崇道天皇)の鎮魂のために創祀されたと伝えられる。
御霊太鼓も力強い響きで子ども神輿に参加する境内の南側には紫色の「イチハツ」の花が、堀一面に美しく咲き誇っている同神社の境内の南側には紫色の「イチハツ」の花が、堀一面に美しく咲き誇っている。 聞き慣れない名前の語源は、アヤメ科の植物のなかで“いち早く咲く”ので、イチハツ(鳶尾)の命名の由来といわれ原産は中国で江戸時代に日本へ渡来したという。 イチハツ(一八)の別名は、鳶尾(えんび)草といって花の中央の花柱が“鳶(とび)が羽を休めている様子に似ている”からという。
水がなくてもきれいな紫色の花を咲かる鳶が羽を休めている様子に似ているからイチハツというイチハツの特徴は、外側の花びらの中央にトサカ状の白い突起があり花びらに少し濃い色で斑点模様がある。水がなくてもきれいな紫色の花を咲かせ、目に沁みる美しさだった。イチハツは南門外の堀のなかにたくさん咲いている。
神輿は室町や紫明、中立学区へと向かった18日に御霊祭が行われるが、12日、紫明小による児童が午前と午後の2回、子ども神輿の巡行が行われたイチハツはアヤメやカキツバタと非常によく似ているが、水がなくても花を咲かしている。 涼しげな紫色のイチハツは清々しく初夏の気分になった。
<上御霊神社 子ども神輿とイチハツ>
住所:上京区上御霊前通烏丸東入ル 電話:075-441-2260    
拝観:自由
交通:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」下車、徒歩すぐ

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