2012年5月15日火曜日

東山 建仁寺

京都の名刹、建仁寺大書院において金澤翔子書品展~翔子と禅の世界~あったので覗いて観た。建仁寺の境内西門は大和大路通に面し、南の勅使門は八坂通、北門は祇園界隈の歌舞練場の近くにあって広い。
本尊釈迦如来像と迦葉・阿難尊者立像が安置している法堂(はっとう)は「拈華堂(ねんげどう)」とも言う建仁寺は臨済宗の大本山で栄西(ようさい)禅師によって開山された京都で最古の禅寺である。山号は東山(どうざん)で1202年(建仁2)鎌倉時代の開創で寺名は当時の年号から名づけられて源頼家の開基である。
三門の望闕楼(ぼうけつろう)平成14年に日本画家・小泉淳作が双龍図が描かれている三門は望闕楼(ぼうけつろう)1923年(大正12)静岡県安寧寺から移住したもので、御所を望む楼閣という意味で名づけたという。楼上には釈迦如来、迦葉(かしょう)、阿難両尊者・十六羅漢が祀られている。
法堂(はっとう)は「拈華堂(ねんげどう)」ともいって1765年(明和2)上棟した。本尊釈迦如来像と迦葉・阿難尊者立像が安置している。 また創建800年を記念して、天井には2002年(平成14)小泉淳作画伯の筆の双龍図が描かれている。
方丈(重文)は、十一面観音菩薩坐像が祀ってある海北友松筆による雲龍図(重文)である方丈(重文)は、1599年(慶長4)広島の安国寺から移住、本尊は十一面観音菩薩坐像は約400年前二代将軍・徳川秀忠の娘である東福門院からの寄進である。また襖絵は海北友松筆による竹林七賢図、・花鳥図・山水図(重文)である。
俵屋宗達筆の作、国宝『風神雷神図屏風』は、‘落款の印章’もない写経道場国宝『風神雷神図屏風』は、‘落款の印章’もないが俵屋宗達筆の真作、右に風神、左に雷神を描いている。
本坊中庭にある小堀泰厳老大師作庭の“潮音庭”(ちょうおんてい)中央に三尊石の坐禅石本坊中庭にある小堀泰厳老大師作庭の“潮音庭”(ちょうおんてい)は、三連の庭といって中央に三尊石の坐禅石がある。 なお大方丈屋根葺き替えのため昨年から約三年を予定して方丈庭園「大雄苑(だいおうえん)」など拝観できなくなっている。また開山堂は非公開になっている。
<建仁寺>
場所:京都府京都市東山区小松町584 電話:075-561-0190
拝観時間:10:00~16:00(予約制)
拝観料金:大人500円/障害者 手帳提示で無料 
           境内拝観は自由
交通:京阪電車 「四条」駅から東へ徒歩約7分
      阪急電車「河原町」駅から東へ徒歩約10分
      市バス 東山安井下車西へ200m

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