2014年12月9日火曜日

宮川町 二人の店だし

師走の南座吉例顔見世のキレイ処の総見も終った8日、花街宮川町では“二人の店だし”という儀式が行なわれ裏情報を得たので行った。お茶屋「駒屋」さんのとし日菜さんとお茶屋「利きみ」さんの叶幸(かのうゆき)さんのお二人であった。
こちらは片岡一門が目録を掲げていた。
ご贔屓筋の歌舞伎界の大物の目録!舞妓さんの花街デビューで修行を経た両二人はお茶屋「駒屋」さん、「利きみ」さん、吉例顔見世興行の役者名の書かれたおめでたい「目録」があった。
お茶屋・駒屋「とし日菜」さん。お茶屋・利きみ「叶幸」さん。今日、晴れてデビューする新舞妓さんは、お茶屋・駒屋「とし日菜」さんとお茶屋・利きみ「叶幸」さんのお二人方であった。
女衆さんの先導でお二人はご挨拶をした。
ナイスショット、たまには・・・。この間も一軒のお茶屋から二人の店だしが行なわれたが今回はお茶屋さんも違って、どうなる事かと案じ、お茶屋「利きみ」さんの前で待った。
女衆さんが午後1:00前やっと来て、写真愛好家も俄かに活気付いた、だが記念撮影もなく お稽古する歌舞練場の宮川町お茶組合へご挨拶に向かい、駒屋さんのとし日菜さんと合同した。
華やかな色紋付に身を包んだ新舞妓さんの左、「とし日菜」さん、右、「叶幸」さんは共に初々しかった。 
新舞妓さんは、「おかぁーさん、よろしくおたの申します」とご挨拶した。女衆さんの手引きでお二人の新舞妓さんは、「おかぁーさん、よろしくおたの申します」と 緊張の面持ちで女将に挨拶し、お茶屋を一軒ずつ廻った。
二名の新舞妓さんは、姉芸妓さんたちと三々九度の盃を交わす「お盃」の儀式が行われ、店出しの日から3日間は姉芸妓さん等に化粧をしてもらうという。
幼い少子が晴れて正式に舞妓さんになったことを祝って、べっ甲の簪(かんざし)に銀の挿し物で、店だしの特別な髪型になる。
二人は少し緊張も解れたのか笑顔が出た。
正装の黒紋付に身を包み、だらりの帯は約5mもあり衣装全体で20㎏近い重さになるという。
店出しとは舞妓さんが華々しく花街に初登場のことで修行を経たお披露目である。
お知り合いの方か、挨拶を丁寧に交わした。宮川町は鴨川の東側にある花街で、町名の由来は、祇園社の御輿洗いのための神水を汲む四条大橋あたりの鴨川を宮川と呼んだことから宮川筋と呼んでいたという。
花街デビューのお披露目は、とし日菜さんと叶幸さんの二人の店だしで日ごろご贔屓筋になってお茶屋さんなどお店に挨拶に廻った。お疲れさんでした。(12/8撮影)

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