2009年2月21日土曜日

浄安寺の「椿展」

椿が咲く境内
浄安寺山門
京都府南部久御山町佐山にある浄安寺を訪ねた。
先日、NHKのニュースに取り上げられ始めて知った!
この2月15日から4月15日までの間、本堂では「椿展」が催されているとのことだった。各新聞にも取材されているが11月から5月まで順次開花を楽しめる。
本堂に上がってご本尊様に一礼していると、奥様が「ようお参りくださいました」お茶を煎れ、お菓子も差し出してくれた。
「どちらから…」聞かれ、西京区の洛西から…椿の花を見に来ました。また、ご住職からは庭に植えたユズで「ゆず湯」をご馳走になりすっかり心も和やかになった。
遠方は北海道から来るという!昨日は兵庫県宝塚市からの人たちも来ていたと言う。
そこへまた一人、訪れた!地元、佐山の人だった。その方も新聞を見たので…と言い、今度は嫁さんと一諸に来るといっていた! 観音堂前の梅
境内の白椿浄安寺の山崎住職は私学の高校教師だったが定年退職。奥様も多趣味で茶道・詠唱の先生・お琴の師匠・お寺で習字もされ住職不在時には、衣を着てお参りもする。さらに、奥様のアイデアで、秋には(9月の日曜日)お寺の庭で毛氈を引きお琴を奏でお月見のお茶会を開くという。
国穂山 快楽院 浄安寺天喜元年(1053)に浄福寺と称して後冷泉天皇が建立された。のちに天正元年(1573)に、浄土宗・国穏山快樂院・浄安寺になる。本尊の阿弥陀如来は伝安阿弥(快慶)作、脇侍の観音、勢至二菩薩は作者不詳。観音堂は天治年間の(1124~1126)の創建。聖観音菩薩は伝阿弥作(平安後期“康尚”の作風)一説には観音像は楠正成の寄進とも伝わる。毎年8月9日一度だけ御開帳される。本堂の椿展
鐘楼堂は明和8年(1771)の建立。第二次大戦で梵鐘は供出されたが昭和41年(1966)に再鋳する。
色も様々な椿茶室・「聞名庵」は明治に建てられた数寄屋造りで一、二階に茶室がある珍しい様式である。
20年程前から本堂に「椿」を一輪並べて開催しているという。 近江衣椿
「門外不出の浄安寺椿」があると言う!
本堂と庫裏の間の中庭にあり樹齢200年くらい江戸時代の末期ころと言う。
親指くらいの白い椿だという。
紅白も朝やかにことしは3月お彼岸ごろになると咲き、多くの愛好家が訪れるだろうと話した。


奥様に椿展をされていて、一番うれしいことはとお聞きすると
「訪ねてくださった方が、感激して帰って行く後ろ姿を見るのがうれしい」という。それに、「花に会いに来られるのと同時に仏様にお参りに来られるの                   ですから…」とも言う。 248種もある椿
入口にあるピンク色の椿椿の寺として知られ、二百四十八種の椿が順に咲き競い、本堂で椿展が催されている。久御山町佐山の「浄安寺さん」は、初めてとは思えない縁を覚えた!
住   所: 京都府久世郡久御山町佐山双置80
お問合せ: 0774-41-6036
拝 観 料: 境内無料(※椿の見頃は4月中旬まで)
茶 室:「聞名庵」は要予約、志納
拝観時間: 9:00~17:00
交 通: 近鉄京都線「大久保」駅から京阪宇治交通バスで佐山下車すぐ 
    京阪電車「淀」駅から宇治行きのバスで佐山下車すぐ
駐 車 場: 無料

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

どんどん更新されてすごいですね! お元気そうで何よりです。

gottuan さんのコメント...

NHK6:00のニュース番組を見ていると、浄安寺の椿展があると聞き、訪れました。
山崎住職奥さんの人柄すごくよかったですょ!
行ってみたら…