2009年2月12日木曜日

城南宮・春の七草かゆ

拝殿に飾られた春の七草
7種の若菜が供えられ神職がお祓いをした
伏見区の城南宮では11日、無病息災、延命長寿を祈る七草神事が行なわれた。
平安遷都のころの創建と伝えられる古い社で、方除けの神として信仰を集めている。10:00から御神前では7種の若菜が供えられ神職がお祓いをした。
毎年、旧暦の1月7日に近い2月11日には、春の七草を使ってかゆを作る。城南宮・本殿無病息災を祈願する参拝者らで賑わった
境内で育てたセリやナズナなど春の七草を使った「七草かゆ」が振る舞われ、無病息災を祈願する参拝者らで賑わった。
城南宮・斎館同宮では「源氏物語植物保存会」が、源氏物語に登場する100種類の植物を育てているという。また斎館では無病息災・延命長寿が祈願されたアツアツの七草やもちの入ったかゆが参拝者に振る舞われていた。観光バスで来られる団体さんやマイカーのご家族連れの方も大勢見えられた! 七草かゆの十徳
お土産、2人前1000円アツアツの七草やもちの入ったかゆが参拝者に振る舞われていた
行列が出来るほどの混雑ぶりだったが、本殿に参詣後、参拝の人たちは七草粥を召し上がっていた。有料(一膳450円)
ところで、妙なBGMが流れている。
「七草かゆ唱え歌」
「唐土の鳥が日本の土地に、渡らぬ先に七草なずなテッテッテロロロ・・・・」という歌詞!
七草囃子というらしい。この囃子を歌いながら、七草を刻むそうだ…つまり意味は、唐土 大陸から渡ってくる鳥が、日本に来る前に、七草粥を食べて無病息災を祈った…と言う深い意味もある!
名水・菊水若水の井城南宮の赤い鳥居の右手に手水舎「菊水若水」がある。
京都名水にも数えられる処だ!
江戸時代「菊水(延命水、若水)の井の水を飲むと、あらゆる病が治るというので毎日参詣人が絶えない。白河法皇の歯痛も治った」とあるように、病気平癒の霊験あらたかで、お百度を踏んで水を持ち帰り病人に授ける習慣があった。白梅また、奈良のお水取りの水は、若狭の国から、此の菊水若水の井を経て、二月堂の若狭井に達しているとも伝えられる。

毎年、春(4月29日)と秋(11月3日)の2回行われる『曲水の宴』の行事で有名だ!神苑は源氏物語花の庭と呼ばれ、特に春、「枝垂れ梅」が咲き香るころは見逃せない!
自然と一体となって、四季を過ごした過去の先人たちの素朴な信仰に感謝し、一年間の無病息災を祈願し七草かゆをいただいた。

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