府庁近くのお饂飩屋で昼食をとり足を休め、汗が滴る快晴の下、市バスで上七軒に着いた。千本釈迦堂の本堂前の見事な枝垂れ桜は「阿亀(おかめ)桜」として知られている。
山門から見える、名木「阿亀(おかめ)桜」と名付けられた枝垂れ桜が美しく咲いていた。
境内の右手方向には「おかめ像」が安置されていて、その前に「阿亀(おかめ)桜」がある。
本堂前の見事な枝垂れ桜「阿亀(おかめ)桜」は、建立時、棟梁・長井飛騨守高次の妻、阿亀を偲びその名が付けられたという。
おかめ桜の所以は、棟梁は4本しかない親柱を1本短く切ってしまう失敗、それを聞いた妻、おかめの助言で窮地を脱した。
棟梁は「妻に助けられたと皆に知られては恥」と思い悩んだ。棟梁の失態を命を絶って貫き、おかめさんは、その秘密を誰にも知られまいと自ら命を絶ったという。
この桜には悲しい切ない思いが秘められていて、そっとお阿亀(おかめ)像を拝んだ。 今度は五色八重散椿と枝垂れ桜の地蔵院に行った。
<阿亀桜 千本釈迦堂>
住所:京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町1034
電話:075-461-5973
時間:9:00~17:00
境内:自由(拝観料500円)
交通:市バス「上七軒」下車 徒歩約3分
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