2015年4月19日日曜日

普賢象桜 千本えんま堂(引接寺)

18日、名桜・普賢象桜を始めて観に行ったが、小柄な尼さんが出迎えてくれた。別名「えんま堂普賢」とも言って、咲いたときに双葉を持ち、花冠のまま落ちる珍しい桜である。
普賢象桜の夕べの催しが18日、18:00からあり境内はそのため準備で少し騒がしかった。
花は白く、花弁の中から双葉がでて、茎が長く垂れ下がる情景が「普賢菩薩」の乗った象の花に似ていることからその名が付いたという。
応永15(1408)年春、後小松天皇は室町三代将軍・足利義満の北山殿に招きを受けた際に引接寺に寄って桜を観たがいたく感服したという。
将軍義満公もすっかり心を奪われ「桜の盛りを期して狂言を執り行うべし」と伝えたという。
以来五月に行なわれる大念仏狂言は京都三大念仏狂言のうち唯一の有言劇で、市無形民族文化財に指定されている。
今日、千本えんま堂は2回目だが「普賢象桜の夕べ」の催しが始まった。
市長さんも訪れ、ご住職の尼さんから桜の枝を送られ、「普賢象桜」の説明を聞いていた。
光明山歓喜院引接寺(いんじょうじ)は、本尊は、閻魔法王を祀り一般に「千本えんま堂」の名で親しまれている。
開基は小野篁(たかむら)卿、あの世とこの世を往来する神通力を持ち、昼は宮中に、夜は閻魔之廰(えんまのちょう)に仕えたと伝えられ、朱雀大路頭に閻魔法王を安置ことに始まる。
また昔、この地に桜が千本あったことと、精霊供養の「千本卒塔婆」に由来して、「千本」という地名が生まれたと言われている。
<千本えん堂 普賢象桜の夕べ>
場    所:千本えんま堂境内      
               平成27年4月18日土曜日
お  茶  席:夕刻より
奉納舞台:18:00~20:00
出    演:三ちゃんバンド。        
              大道芸人・TASUKU
交     通:市バス「千本鞍馬口」または「乾隆校前」下車すぐ

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