21日本満寺の帰路、西院にある春日神社のフジの花は咲いているだろうか寄って見たら京都御所から贈られた「恩賜之藤」の花は6,7分咲きになっていた。
境内にある幼稚園施設には五月の節句、鯉のぼりが初夏の風を浮けてスイスイと靡いていた。
春日神社は平安初期の823年(弘仁14)から833年(天長10)の間、第53代・淳和天皇(じゅんなてんのう)平安宮に在位をなし、別名西院天皇といわれた。
京都御所から贈られた「貞明皇后御由緒の恩賜之藤」は美しくいまも咲いていた。
この付近の地名である西院の春日神社は、淳和天皇が退位に伴もない淳和院離宮(別名・西院天皇)へ居を移すに際し、その守護社として創建されたという。
紋章には淳和天皇が好きだった“藤の花”が使われ、社務所の横には銘藤“六尺藤”の藤棚がある。
また二の鳥居の白藤は今が盛りで西参道の入口には淡いトキ色のフジの花が西陽を当てて眩しかった。
境内の西側には還来(もどろき)神社があり、わらじを奉納して旅行安全の神としても知られ、梛(なぎ)石は、旅行前の者が撫でて還来成就祈願の祈願をすることから「撫(なで)石」とも呼ばれていて祈願する習慣が今に伝わる。
江戸時代初期から受け継がれているか春日神社は、29日のゴールデンウィークは『藤花祭」と毎年10月第2日曜日「秋祭」が盛大に行われている。 (4/21撮影)
<西院 春日神社 藤の花>
住所:京都市右京区西院春日町61
電話:075-312-0474
境内:無料
参拝:9:00~17:00
交通:阪急西院駅/嵐電西院駅より徒歩約3分
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