2015年4月3日金曜日

京都府庁の桜

京都府庁の中庭の観桜祭では、紅しだれ桜やソメイヨシノ、容保桜、ヤマザクラが一度に咲き桜花爛漫のときを迎えた。
この敷地にはかって京都守護職上屋敷があり、当時の守護職であった会津藩主 松平容保(まつだいらかたもり)公が幕末、警備のため強い権限が京都町奉行に与えられていたという。
今、旧本館中庭では観桜祭と名付けて3月21日から4月7日(10:00~17:00)まで市民や観光客に愛される施設になることを目指している。
八重紅しだれ桜や容保桜、大島桜が満開で妖艶なしだれ桜と美しいソメイヨシノなど六本が植えられていて和と洋の美しい庭を形成して桜の名所になっている。
容保桜はヤマザクラとオオシマザクラの特徴を併せ持つ珍しい品種で通常のヤマザクラより大輪である。

旧本館2階の窓越しに見る光景は、かわる桜の表情を微妙に捉えてクラシックな建物を背景に枝を伸ばす姿はとても素晴しい。
桜が美しく咲き誇り、時折風に花びらが舞い落ちる幻想的な光景に訪れた市民・観光客は感激の様子だった。
創建時の姿をとどめる旧本館は、2004年(平成16)国の重要文化財に指定され、1904年(明治37)12月20日竣工したレンガ造りの建物で110年を経ていて日本最古のものである。
昼食をとって「千本釈迦堂」のオカメ桜に行くことにする。(4/2撮影)

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