六角堂 枝垂れ「御幸桜」

「六角さん」の名称で人々から親しまれている中京区烏丸六角にある六角堂、地下鉄東西線二条城前から御池で下車徒歩直ぐのところにある。

正式寺名は紫雲山・頂法寺だが六角堂と呼んでいる、本尊は聖徳太子の護持仏と伝えられる『如意輪観音菩薩』全国各地から多くの信仰を集めている。

山門はしだれ柳があり、花山法皇の六角堂御幸により花山院前内大臣が、この桜を見て‘御幸桜’と命名した。

美しい御幸桜は最初に白い花を咲かせ、次第にピンク色に色付いて行く、散り際が美しい枝垂れ桜である。

池は“太子が沐浴”されたと伝えられる跡もあり、池畔に小野妹子を始祖と伝える僧侶の住坊があったので「池坊」と呼ばれるようになったという。

ビルの谷間の六角堂、御幸桜の前に勢揃いした羅漢さんたち30cmぐらいの小さな羅漢さんたちである。

最初の咲き始めは白色で徐々に芯から桃色を帯びて散る間際は美しい色に変身するという。

今日桜三昧と称して9ヶ所各寺院を巡り、六角堂は「洛陽三十三所巡礼」の一番目の札所であり感謝をして帰途した。（4/2撮影）