21日、上京区の「葵橋西詰」で市バスを下車、出雲路町通りから本満寺へと参拝した。
ここは一本の綺麗な『しだれ桜』が素晴らしく隠れた名所でもあったが葉桜になり、いま八重桜と牡丹が咲いている。
ことしは雨の愚図ついた空模様で八重桜と牡丹も必死になって耐えてくれ花に感謝であった。
境内の早咲きの大きなしだれ桜が葉桜にかわり、ハラハラと八重桜が一面にピンク色の散花が路上に降っていた。
その桜の木の裾野で牡丹は雨にも負けず健気に色鮮やかに美しく咲き始めている。
本満寺は日蓮宗六条門流の本山で、広宣流布山本願満足寺といって、江戸時代には徳川家の祈願所でもあったという由緒ある寺院である。
創建当初は本願満足寺と寺名であったが、その後、焼失、再建を繰り返し、現在地に移転、本尊は十界大曼陀羅を祀っている。
本圀寺から(応永17年)分立し、関白、近衛道嗣の子、日秀が近衛殿(現在の同志社新町校舎)の南側に建立した。
山内には法泉院、守玄院、一乗院、實泉院の塔頭が四院あり、境内には本堂、方丈、鐘楼が立ち並んでいる。
寺町通の北側には妙見宮がお祀りされ、洛陽十二支妙見めぐり丑(北北東)、出町の妙見さんと呼ばれている。
本満寺は観光寺院ではなく、境内は桜と牡丹が美しく参拝に訪れる人々を癒してくれている。(4/21撮影)
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