上京区の浄土宗・大応山慈光院祐正寺(ゆうしょうじ)は一本のしだれ紅梅が見事に咲き誇っている。
丸太町七本松から徒歩5分のところにあって、江戸時代に円誉雲白上人によって開山、創建された百万遍・知恩寺の末寺である。
通称・「妻取地蔵」として信仰を集めていて洛陽四十八願所の第九番札所となっていて、1673(寛文13)年、廓誉穐道上人のときに霊元法皇の勅願によって地蔵堂が建立されたという。
この堂内に祀られる地蔵菩薩像は、縁結びのご利益があるとされている。
その妻取地蔵堂の右側に一本の「枝垂れ紅梅」の木が綺麗に花を咲かせている。また弁財天や大黒天、それに毘沙門天や稲荷大明神などが祀られている。
七本松通にある地福寺(ちふくじ)は、本尊は薬師如来像、「日限薬師(ひぎりやくし)」で知られ、耳病が治ると伝わり現在も信仰を集めているという。
小さな寺院だが、塀越しにみる枝垂れ紅梅が綺麗に咲いていた。(3/6撮影)
<祐正寺>
住所:京都市上京区長門町409
拝観:自由
交通:JR山陰本線円町駅から徒歩10分
市バス「丸太町七本松」より徒歩2分
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