2014年3月2日日曜日

西国街道「ひな人形」中小路家住宅

京都府向日市内の西国街道沿いの旧家で「ひな人形」の公開展示が行われおり行ってきた。築四百年以上経つ中小路家(国登録有形文化財)は、江戸時代庄屋であったという。
築四百年以上経つ中小路家(国登録有形文化財)。
西国街道は下町情緒が残っていた!西向日駅西口から徒歩10分、「ひな人形めぐり」は6年目を迎え、毎年参加する会場も増加し、ことしは30会場が公開展示されている。石畳と行灯が迎える西国街道は下町情緒がこの辺りにいまでも残っていた。
中小路家所蔵の有職雛。
大正、明治時代の七段飾りの古今雛。大正、明治とならんだ七段飾りの古今雛、明治時代の方が保存状態もよく武家階級の雛人形で徳川家は黒色と決っていたという。奥のお座敷には豪華な三つの段飾り、昭和の雛飾りがあり平成元年の(中央)、そして東北地方の雛人形で下段に縁起の好い「七福神」の珍しい雛飾りがある。
中小路家は元庄屋であり、広い邸宅と上質な造りとお座敷にはひな人形の段飾りが所狭しと並んでいた。他所より一日早くひな人形を展示していた。
大正時代の古今雛、黄色い衣装は天皇。武家階級の雛人形で徳川家は黒色と決っていたという。
四国や岡山の
菊御紋が付いた御殿飾りの雛段飾り。源氏枠飾り雛人形や岡山の御殿飾りの雛段飾り、四国の御殿飾りの雛段飾りもあった。
吊るし雛飾り。吊るし雛飾りは向日市在中の方が福岡柳川地方が故郷を偲んて作られた。子孫成長とボケ封じによいと制作したという。
貝合わせは 平安時代から伝わる貴族たちの遊びで、本来は貝穀の色合い、形の美しさ、珍しさを競ったり、貝を題材にした歌を詠んで競い合ったりしたという貝は必ず対となる形でしか合わさることがないので、現在も結婚の儀などに用いられる、「貝い合わせの儀」として使われている。
奈良県五條市の「流し雛」は4月6日(日)13:00から源龍寺で行われる。
各地の流し雛。各地で流し雛もあるが、奈良県五條市の「流し雛」は4月6日(日)13:00から源龍寺で行われる。
中小路家住宅は喫茶になっていて、お茶をご馳走になった。
雛まつりには「紅梅」もよく咲いていた。京都府向日市は西日本一番面積が小さく、2009(平成21)年から始まった「ひな人形めぐり」、散歩には調度好く疲れたら奥の喫茶で休憩するとよい。
中小路家住宅は3/9(日)「ひな人形展覧とお茶会」が催される。西国街道「ひな人形めぐり」を歩いていると毀れんばかりの白梅が迎えてくれた。向日市内の西国街道「ひな人形めぐり」は3日までの5日間、なお中小路家住宅は3/9(日)「ひな人形展覧とお茶会」が催される。(2/26撮影)
<西国街道ひな人形まつり>
会 場:中小路家住宅
場 所:京都府向日市上植野町下川原48
期 間:2014/2/27~3/3
時 間:午前10:00~午後15:00
電 話:075-921-2657

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