2014年3月17日月曜日

洛西 正法寺(しょうぼうじ) の梅林

真言宗東寺派に属する洛西の正法寺は、「西山のお大師さま」と親しまれている。いつもお世話になっているHさんのご好意で7日観梅に訪れたが、見ごろは少し早く今日17日に行って見た。
きれいに咲いた梅の花。
洛西の正法寺は、「西山のお大師さま」と親しまれている。大原野神社の鳥居が立っている向かい側、赤い欄干「極楽橋」を渡ったところで、ばったりと知人にあった。奇遇である、彼と二,三言話して別れたが西京区の住民という!
法寿山・正法寺は真言宗東寺派に属し、古くは春日禅房と呼ばれ、延暦年間24年の間、伝教大師(最澄)が智威の威光を世に示すため、大原寺という寺院を創建した。
正法寺は奈良の唐招提寺を創建した鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟で754 (天平勝宝6) 年に鑑真和上とともに唐から来朝した智威(ちい)大徳がこの地で修練を行ったことに始まる。
応仁の乱の戦火で焼失したが、江戸時代初期に恵雲・徴円(ちょうえん)律師により正法寺として再興され、『西山のお大師さま』として古くから親しまれてきたという。
元禄(23年間)時代には、徳川綱吉の母、桂昌院の帰依を受けて、徳川家代々の祈願所となった。 寺宝は本尊の聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)は平安時代初期の弘法大師42歳の作と伝えられ菩薩像は厄除消除として古くから信仰されている。
春はもうそこまで、来ている!!
さくらの花が一輪、咲いていた!いずれも弘法大師が、弘仁時代(14年間)に三面千手観世音菩薩立像(重文)で、鎌倉時代の作で丈2.60 m余りで化仏を本面の左右に配した彫刻をされ全国でも珍しい形である。
つくしと梅の花。また正法寺は「石の寺」で全国各地から集められた名石・「宝生苑」には「鳥獣の石庭」がある。 隠れた梅の名所として知られ、今年は開花が10日余り遅れたが、お彼岸も近くなり梅花の芳香がする季節になった。 (3/17撮影)
<正法寺の梅>
住  所:京都市西京区大原野南春日町1102 TEL:075-331-0105
拝観時間:8:30~17:00
拝観料金:大人300円(障害者200円)
駐 車 場:無料あり
交  通:阪急京都線桂駅・市バス西口~臨西2番で「南春日町」下車徒歩10分       阪急電車京都線・東向日駅/JR向日町駅から「南春日町」下車徒歩10分

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