子どもたちの健やかな成長を祈る恒例の「流しびな」は、3月3日の桃の節句に下鴨神社境内を流れる御手洗川で行われた。
御手洗川前で11:00、修抜、一拝、献餞、祝詞奏上の神事が営まれた。
いよいよ「流し雛の儀」で斎主、宮司、そして平安貴族の公家(くげ)の正装・束帯姿と十二単正式名は“五衣唐衣裳”(いつつぎぬ、からぎぬ、も)の衣装で男性と女性が登場した。
京の流しびなの桟俵は、赤衣に金の袴烏帽子、簡素な白梅模様の可憐な夫婦雛、和紙で着物を作り、顔は土を丸め胡粉を塗った素朴な人形に願いを込め、御手洗川に流し女の子の無事な成長を祈った。
続き、近くのひまわり幼稚園ときらら幼稚園代表が小さな姿で歩み、そっと流しびなを放った。
子どもの成長を願い、御手洗川に流すと心が清められ、すべての厄はのがれられると言い伝えられている。
御手洗川前では、大勢の参拝、観光客が次々と大小の桟俵の乗せた「人形(ひとがた)」を川面に浮かべながらゆっくりと時間は流れていった。 川面は色鮮やかな桟俵の人形で美しく彩られていった。
境内の橋殿に飾ってある七段飾りの雛人形を見ているとマスコットの「よろいこううだろう」を記念撮影、幼児は喜んでいた。
この下鴨神社「京の流しびな」の行事は、京人形商工業協同組合の主催で第26回目を迎えを迎え、「桃の節句」は、長い歴史と文化が年月を経ても今の残っている。
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