左京区松ヶ崎の日蓮宗松崎山・妙円寺で15日、百ヶ日の荒行修行僧が雨天の水行と護摩焚き供養が行われた。妙円寺は、通称「松ヶ崎の大黒さん」と古くから地域に親しまれている。
大黒天の大祈祷会の「水行」は午後1:30から三人の荒行修行僧が本堂にてご祈祷、30分後に階段を下りて白い浴衣を脱ぎ褌一丁になり、冷水を被る前に気合の呪文を唱えた。
今年は三人の修行僧で、気合の呪文を唱え、大桶から手桶に水を移して一回、二回、三回と一斉に頭から冷水を浴びる「水行」の荒行をした。
荒行僧は「水行」を修し、瞬く間に大桶の冷水は終わったが、裸になるのも寒い時期に「水行」をする日蓮宗の住職試験で静岡や千葉など百ヶ日に渡る荒行を終え、僧が冷水を浴びる修行を行った。
今日土曜日は、雨降りで参拝者も多くはなかったが、熱心な信者と若い人や外人の方も来ていた。
妙円寺の本尊は釈迦如来で日英上人が創建の際、守護神として大黒堂を祀り大黒天尊像を祀っている。大黒堂内部では、百ヶ日の荒行修行僧たちが大黒天加持祈祷を授けた。
妙円寺に鳥居をくぐって進むが、法華経仏教と大黒天尊の守り神として古くから地域に親しまれている。
堂宇は献火により焼失「1969(昭和44)年」したが大黒天尊像は無事だったので「火中出現の大黒天」とも呼ばれている。
この大黒天像は伝教大師の作で、開運招福の福神として広く信仰を集め「松ヶ崎の大黒さん」として崇められている。
午後3時からは荒行を修した荒行僧がたちが護摩木焚ぎ上げ供養が行われた。
絵馬堂では「大黒天そば」の無料接待があり美味しくご馳走になった。松ヶ崎大黒天は地下鉄烏丸線松ヶ崎下車、北8系統「松ヶ崎大黒天」バス停徒歩10分の北側にある。
この丘陵は京都の伝統行事の一つ、五山の送り火を「妙法」の「法」の字の火床の真下にある。
<妙円寺・大祈祷会>
住 所:京都市左京区松ヶ崎東町31
電 話:075-781-5067
参拝時間: 9時~16時30分
境内自由:無料
交 通:叡山電車「修学院」下車、西へ徒歩約7分
地下鉄烏丸線「松ヶ崎」下車、東へ徒歩約15分
市バス「松ヶ崎大黒天」下車、北へ徒歩約5分
駐 車 場: あり
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