置屋「福嶋」さんから「店だし」舞妓さんがデビユーする佳き日を迎えことになったが、昨日と同様にお二方が挨拶回りの途中でバッタリと出くわした。きょうは置屋・福嶋さんの「紫乃(しの)」さんをご紹介しよう。
紫乃さんは初々しく、好き嫌いはともかく「舞妓さん」としてはとてもよい感じがするとつよく思えた。
男衆さんが『店だしのご挨拶にまいりました』とお茶屋の中に入ってからいう、「福嶋」の紫乃さんが「おたのもうします」と挨拶、中から「おめでとうさんどす、おきばりやす」の声が聞えてきた。
修行一年目のとき上唇は口紅ぬらず、襟は可愛い赤い襟とする仕来たりがあるという。ぽっくり「おこぼ(赤い鼻緒)」は、歩くと鈴が付けられている。
襟足はお正月は三本にするが普段は二本、きょうは三本で特別な日である。
舞妓さんと芸妓さんの違いは、着物や帯も色鮮やかで、長く垂れた「だらりの帯」と「おこぼ」と呼ばれる高下駄が目印、地毛を結い花簪で華やかに飾る。
今日は華やかな店だし、 置屋「イ」(にんべん)さんの「豆たろう」さんと置屋「福嶋」さんの「紫乃」さんの滅多にない御両名のお披露目であった。
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