2012年4月25日水曜日

松尾大社のヤマブキ

松尾大社は酒造の神として知られ、近畿一のヤマブキの名所としても知られておる境内を流れる一ノ井川沿いの川面に約3000株のヤマブキが群生している洛西の松尾大社は境内を流れる一ノ井川沿いの川面に約3000株のヤマブキが群生し、例年4月10日~5月5日まで「山吹まつり」が開催されている。
今が見ごろの八重ヤマブキ綺麗に黄金色に咲いた八重ヤマブキ室町以降は境内亀ノ井の名水が酒に変った逸話もあり、松尾大社は酒造の神として知られ、近畿一の八重咲きヤマブキの名所としても知られておる。
一重のヤマブキは散りかけている左・一重、右・八重のヤマブキの群生大社のヤマブキは例年なら4月第四日曜・神幸祭が終わる頃には散ってしまっているが今が見ごろである。
ヤマブキは日本と中国に原生分布ししているヤマブキが水面に花影を映す優雅な光景は圧巻であるヤマブキはバラ科の低木で、桜が散る晩春に開花を迎え、鮮やかに黄金色に輝いた花は、新緑の葉とともにひときわ人目を引きつける。 八重咲きの小振りの花が水面に花影を映す優雅な光景は圧巻である。
例年通り4月10日~5月5日まで「山吹まつり」が開催されている花の匂いはバラ科特有な高貴な香りで、花言葉は崇高と気高い花言葉は崇高(すうこう)と気高い、ヤマブキの花の匂いはバラ科特有な高貴な香りで、その優雅な姿とともにつけられた。 日本と中国に原生分布し、現在でも旧家の庭垣によくヤマブキをみかける。 ことしもウメの開花も遅く天候が不順で、ツバキ・サクラなど一気に花を咲かせ楽しませてくれた。
大社は酒造の神として知られ、お酒の資料館もあるニャンコも特等席でヤマブキの花見だった!桜が散る晩春、境内のヤマブキの花とともに川沿いを水の流れに合わせゆっくりと散策を楽しんだ。
<松尾大社・ヤマブキ>
住所:京都市西京区嵐山宮町3 電話:075-871-5016
境内:参拝自由:5:00~18:00     
       ※庭園拝観時間:9:00~16:00(休日は17:00まで) 大人500円の有料。
交通:阪急電鉄嵐山線「松尾駅」下車すぐ
       市バス・京都バス「松尾大社前」下車すぐ

2012年4月24日火曜日

六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)の桜 その2

つづく・・・六孫王神社の境内の桜はソメイヨシノで始まり八重桜、紅枝垂れ桜、御衣黄桜等で楽しめる。
一気に満開になった八重桜本殿に向かう参道と中央に太鼓橋が見える境内に桜が咲き乱れる六孫王神社だが、長子・源満仲(みなもとのみつなか)が父の源経基(みなもとのつねもと)を祀った神社である。
燈籠と桜手まりのような感じ・・・六孫王(経基)は、牡丹を非常に好み、同神社の神紋は“牡丹”になったという。 桜が終わると牡丹とフジが咲く、北の弁天堂境内には石楠花も咲いていた。
本殿の右、藤の花北の弁天堂境内には淡い桃色の石楠花も咲いていた境内中央は石畳が敷き詰められ左右に朱色の灯籠が並んでいる。「神龍池」に架かっている石造りの太鼓橋は「恋のかけ橋」とよばれ、神のおつかいが鯉で「鯉」=「恋」となることから縁結びのご利益で知られるようになったという。太鼓橋を渡ると、「神龍池」と呼ばれる瓢箪(ひょうたん)形の池も眺めることができる。
鮮やかな真紅の石楠花清楚な白い石楠花言い様のない美しさにしばし見惚れ、一気の満開に咲き揃う八重の桜を愛しくおもった。ことしも咲いてくれてありがとう、六孫王神社へは毎年来ている。
枝も折れんばかりと花を咲かす八重桜同神社の神紋は“牡丹”宝永年間に社殿が再建されたことから1 0月の例祭は「宝永祭」と呼んでいる。(完)
<六孫王神社>
住所:京都市南区壬生通八条角 電話:075-691-0310
拝観:境内自由
交通:JR各線、近鉄京都線、地下鉄烏丸線「京都」より徒歩13分。     
        市バス 16系統「六孫王神社前」バス停より直ぐ。

2012年4月23日月曜日

八条 六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)の桜 その1

京都駅から16号系統の市バスに乗車、東寺北門の「六孫王神社前」バス停を下車し、八条壬生通角にあり「六孫さん」と呼ばれて親しまれている。
境内はソメイヨシノが満開八条の六孫王神社は穴場的な存在!六孫王神社は清和源氏(せいわげんじ)の祖と仰がれる六孫王源経基(みなもとのつねもと)を祀っている。 源経基は、清和天皇の第六皇子・貞純親王の子であり、天皇の孫であることから「六孫王」と呼ばれた。嫡子で、神社を創建した源満仲(みつなか)が父の経基を祀った神社である。
ぼんぼりのように美しい京都駅から近く「六孫さん」と呼ばれて親しまれている同社の北側を新幹線が走行しているが、ここ桜の花が咲くころ訪れるのは“通のカメラマニア”人しかいなく、六孫王神社は穴場的な存在だが古くから桜の名所として名高い・・・朝のKBS京都ラジオ放送で聞いたという方もお参りされていた。
神龍池にかかる太鼓橋を覆うように八重桜が出番を待っている六孫王神社の桜はソメイヨシノに始まり期間が長い境内にはソメイヨシノが散ったあと、神龍池にかかる太鼓橋を覆うように八重桜が出番を待っている。
天皇即位の衣装の色と同じであるところから名付けられた淡い緑色の「御衣黄桜(ぎょいこうさくら)」ソメイヨシノが春風に盛んに花を舞い散らし紅しだれ桜や八重桜、御衣黄桜が次々と花を咲かせた。淡い緑色の「御衣黄桜(ぎょいこうさくら)」と濃いピンク色の八重桜、淡い八重桜が満開のときを向かえている。既に雨宝院(ブログ)でも紹介したが、「御衣黄桜」は里桜の珍種で淡い緑色と淡い黄色が混ざって、清々しさを感じる桜花である。
南鳥居の紅枝垂れ桜神龍池には春風にソメイヨシノが花を舞い散らしていたこの御衣黄桜は八重桜で花弁が淡い黄緑色であるため、天皇即位の衣装の色と同じであるところから名付けられた。つづく・・・

2012年4月22日日曜日

雨宝院 その2

つづく・・・山門南側は通りが狭く車両が来たら横になって避けなければならない小路である。
山門南側は狭い通り散った桜が風情がある雨宝院(西陣聖天宮)とは“大聖歓喜天”のことで、象頭人身の像で通常多くは男女二体が抱き合う姿で表され「財宝・夫婦和合」を祈る本尊である。
17日はツボミだったが・・・松月桜は八重で花が垂れている当院の歓喜天は単身の像で秘仏なためその姿は絶対に見ることはできないという。 境内の観音堂の千手観音立像は藤原時代初期の作風で重要文化財に指定されている。
雨宝院の1本の御衣黄桜の木御衣黄(ぎょいこう)桜17日訪れた再度24日に来たが松月桜と緑色の花を咲かす「御衣黄(ぎょいこう)桜」は満開になっていた。 雨宝院では、緑色の花を咲かす「御衣黄(ぎょいこう)桜」という珍しい緑桜の花も観賞することができる。
綺麗に咲いた松月桜
散り桜とボタン
また忘れてはならない“時雨の松”は久邇宮朝彦親王が当院参詣の際、にわか雨を樹の下で凌がれたという残話がある。
境内には染物に用いると良く染まるという西陣五名水の一つ「染殿の井」があり、いまでも夏の旱魃(かんばつ)時も涸れることが無いという。
蝦夷錦の椿の花創建当初、大聖歓喜寺と呼ばれたが応仁の乱により堂宇を荒廃、雨宝院のみが再興された。
椿の花は曙や蝦夷錦、ふいり侘助、大山椿、五色八重椿など手入れも万全だ。
桜の塊といった雰囲気・・・緑色の花を咲かす「御衣黄(ぎょいこう)桜」小さなお寺にギッシリの桜の花、訪れた誰もが息を飲む桜の光景、まるで桜花の傘の下にいるように感じる。桜の季節、一度は訪ねて見たいところである。(完)
<西陣 雨宝院>
住 所:京都市上京区智恵光院通上立売西入上る聖天町9-3 
電 話:075-441-8678
拝 観:境内自由 (仏像拝観は事前連絡の事)
交 通:地下鉄今出川駅から徒歩約20分    
       市バス 今出川浄福寺バス停より徒歩約8分

2012年4月20日金曜日

雨宝院「うほういん(西陣聖天宮)」その1

雨宝院は西陣のほぼ中央で今出川通智恵光院を北へ入った本隆寺の北側にある。
観音堂前の観音桜雨宝院は、 古くから“西陣の聖天”さんと親しまれている雨宝院は「西陣聖天宮(にしじんしょうてんぐう)と呼ばれ、 古くから“西陣の聖天”さんと親しまれている。山門は西側と南側にあり境内に参詣するには智恵光院西行一方通行が目印である。
太い幹から出た歓喜桜
古儀真言宗の寺で北向山(ほっこうさん)雨宝院と言って821(弘仁12)年、弘法大師(空海)が嵯峨天皇の御病平癒を祈願し、本堂の本尊「聖天(大聖歓喜天)像」を安置したのが始まりと伝えられる。
桜と燈籠821(弘仁12)年、嵯峨天皇の御病平癒を祈願し、本尊「聖天(大聖歓喜天)像」を安置した 大師堂に祀られる本尊は、汗をかくほど辛いことでも助けてくれるという「阿吽あせかき弘法大師像」として伝えられる。
桜の蜜を吸いにヒヨ鳥が来る紅枝垂れ桜や観音桜が競って咲いている春は紅しだれ桜が咲き、順々に本堂・観音堂前の歓喜桜や観音桜・松月桜が美しく咲き乱れる。歓喜桜は御室の八重桜と同種で根元から桜の花が咲くという。
侘助は小ぶりな椿の花雨宝院は椿の名所をしても知られる雨宝院はお庭の隅々まできれいに整えられ、四季折々の花々が咲いている、特にツバキと桜が有名である。つづく・・・