お稚児さんの中西望海君(10歳)。
禿(かむろ)の杉本崇晃君(11歳)と竹内瑛基(9歳)が現れた。
四条通に面した町会所の二階に華やかな毛氈が引かれ、祇園囃子の音色が響き渡る中、15時10分ごろ、お稚児さんと介助役の禿が登場した。
中西君はクジャクの羽を飾った「蝶蜻蛉の冠」、鶴を描いた振り袖、若草色の袴姿で舞を披露した。
最初はスローテンポ、除々にアップな調子でおこなわれ、介助役の禿たちもうちわを大きく動かした。
お稚児さんと禿2人は、太平の曲に合わせ真剣な表情をして舞をしていた。
町会所の儀式「吉符入り」の神事は非公開であり、『太平の舞』は、祭の無事を祈願しておこなうものである。
四条烏丸の町会所前は「太平の舞い」を観る市民、観光客で溢れ行き交うバスや車などが混雑した。(7/5撮影)
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