2016年12月19日月曜日

第25回ポインセチア展 (府立植物園)

18日、府立植物園ではクリスマスシーズンにあわせてポインセチア展を開催している。この花を観賞するとことしも師走が訪れたことを実感する。会場の観覧温室にはポインセチアの展示品種約100品種1000鉢が展示され第25回を向えている。
ポインセチアは、メキシコ原産の植物で「トウダイグサ科」の常緑の低木樹である。
原産国のメキシコでは、ポインセチアは「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれ、“聖夜”という意味があり“クリスマスの花”になっている。
和名は、“猩々”に似ていることから「大酒飲みの赤い顔が伝説上の動物」であるショウジョウボク(猩々木)と名付けられたという。
ことしは色合いは赤色のほか、黄、白、ピンクなど豊富であった。
名前の由来はアメリカ合衆国の初代メキシコ公使であったJ・R・ポインセット氏に因んで付けられ明治時代に上陸した。

ポインセチアの花は、赤い花びらのように見えるのは、赤や白、ピンクと色のついた部分は花ではなく、葉の変化したものである苞(ほう)という部分で、芽や蕾を包み込む苞葉と呼ばれ葉の一種で単に苞とも言う。

葉の形の包葉が赤く染まるのが鑑賞の対象で、その赤さは人間の血の色に例えられるという。

日本でも温暖な宮崎県堀切峠の沿道には5万本以上群生しており、赤と緑、そして海の青とのコントラストにはため息が出るほど圧巻するという。(12/18撮影)

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