2016年3月2日水曜日

西国街道「ひな人形めぐり(1)」

2日、京都府向日市内の西国街道沿いで公開展示が行なわれている「ひな人形めぐり」に行って来た。 西国街道「ひな人形めぐり」のイベントは2/27~3/3まで向日市文化資料館や「中小路家住宅」「富永屋」「塩﨑家」などで、ことしは31会場が参加した。
梅花が咲く、西国街道の小井川江戸時代から明治・大正・昭和・平成のひな人形などが公開展示されている。
西向日駅西口から徒歩10分、先ず湯川家のお雛さん。
安井家の七段飾り、菱餅と紅白のお餅。
玄関で500円(お茶券付き)を払いお座敷に上ると、お琴や尺八による‘ひなまつり’の生演奏も聞こえて心地よい雰囲気になった。
大正、明治時代とならんだ七段飾りの古今雛、明治 時代の方が保存状態もよく、武家階級の雛人形で徳川家は黒色と決っていたという。また女雛の衣装の金色の筋は皇室には絶対にないと話し居られ、こうして並 んで両方をみると良く解る。
江戸時代の雛人形、古今雛・人形を納める木箱のふた裏に1858(安政5)年と墨書されていると説明、またお内裏さまの衣装は和紙で紺色は特に害虫にもつよいと話しておられた。
貝合せと雛人形。
鳥取県の用瀬町の棧俵、さらに吊るし雛飾りは向日市在中の方が福岡柳川地方が故郷を偲んて作られ寄贈されたそうで、子孫成長とボケ封じによいと制作したという。
昭和初期(左)と昭和中期(右)の「御殿飾り」の雛人形。
昭和中頃の「御殿飾り」の雛人形と大正時代(右)の「源氏枠飾り」の雛人形。
中央の奥のお座敷には豪華な三つの段飾り、昭和の雛飾りがあり平成元年の中小路家所蔵の有職雛(中央)、お嬢さん誕生で購入したという。
東北地方の雛人形で下段に縁起の好い「七福神」が飾られていて珍しい雛飾りであった。

左は東北地方の雛人形で下段に縁起の好い「七福神」が飾られていて珍しい雛飾りであった。
武家の名残りか、雛人形のお犬さま「ちん」を連れた女性、 琴による‘ひなまつり’の生演奏も聞こえて心地よい雰囲気になった。
向日市は西日本一番面積が小さく、2009(平成21)年から始まった「ひな人形めぐり」は歩いて回れる散歩には調度好く、西国街道「ひな人形めぐり」はつづく・・・(3/2撮影)

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