2014年8月8日金曜日

ハスの花 大蓮寺(だいれんじ)

大蓮寺は左京区東山二条西入一筋目下ル西側にあり、慶長5年(1600)深誉上人が創建した。後光明天皇安産勅願所で浄土宗の寺院である。
このハスは「艶陽天」。
本堂前に咲くハスの花。慈覚大師の作といわれる本尊・阿弥陀如来像は、通称「あんさん(安産)阿弥陀」と呼ばれ、夢の中で‘阿弥陀如来’は都へ降りて「女人の厄難(お産の苦しみ)を救いたい」と告げられたという。
まだ蕾もあるハス。
大きく咲いた真っ白な「真如蓮」。大蓮寺には5年間も訪れていなく、いまハスの花が綺麗に咲いている。

泥の中から美しい花を咲かせるハスは仏教と縁が深く、原産地はインドやエジプト・中国だが、どれも定かでなく、ハスの歴史は約一億年前には地球上に姿を現したといわれている。
日本でも大賀博士が最初でハスの実を発見し2千年以上も前であることが判明、2千年ハスや大賀ハスと呼ばれている。
大連寺妙蓮。また同寺には妙蓮が咲いている。妙蓮の花は変わったハスでハスの花の特徴である花托が無く、そのかわり、花びらの枚数が数千枚ほどもある。
滋賀県守山市にある近江妙蓮にも行ったがこのハスは花びらの数が多すぎて閉じることができず、午後からでもゆっくり観賞することができるという。
山門とハス。
大連寺は女人救済「安産阿弥陀如来」として有名だが、ほかに十一面観音などもあり秘仏が安置し、洛陽三十三観音霊場第8番札所となっている。
<大蓮寺>
住 所:京都市左京区東山二条西入1筋目下ル457 
交 通:市バス「東山二条」下車、仁王門通西寺町通上ル西側)

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