2014年8月19日火曜日

サルスベリ 首途八幡宮

今出川智恵光院を北へ行くと東側に西陣中央小学校の校門、西に「首途八幡宮(かどではちまんぐう)」がある。 もとの名を「内野 (うちの)八幡宮」と呼び、宇佐八幡宮より御神霊を勧請し、誉田別尊(応神天皇)・比賣大神・息長帯姫命(神功皇后)を祀っている。
もとの名を「内野 (うちの)八幡宮」と呼んだが義経の出発で「首途(かどで)」と改めた。
小高い丘の上にある首途八幡宮はサルスベリの花が咲いていた。今から約830年前、高倉天皇のとき、1174(承安4)年に源九郎義経 (みなもとのくろうよしつね) は、牛若丸時代、 奥州の商人・金売橘次 (かねうりきちじ) に伴われ、鞍馬山から小高い丘の上にある首途八幡宮に参詣した。
こちらは満開の濃いピンクのサルスベリ。
大きく膨らんだサルスベリのつぼみ。鞍馬山を抜け出して、この地で橘次と落ち合い、奥州平泉の藤原秀衡 (ふじわらのひでひら) のもとへ出発するにあたり、道中の安全を祈願をしたのである。
微妙に花の色が違っていた!屋敷近くにあったと伝えられる「内野八幡宮」は名を「首途(かどで)」と改め「出発」の意味を込めて、以来、首途八幡宮と呼ばれるようになった。 また「守護鳩」は首途八幡の神の使者、武勇と仁義に誉れ高き英雄、源九郎義経(幼少・牛若丸)は僅か16歳のときだった。
今出川智恵光院を北へ行くと西側にある。
この故事により、特に旅立ち、旅行の安全信仰を集められた。
首途八幡宮の北側は桜井公園になっている。
シオカラトンボの交尾(桜井公園で・・・)。 この地は古く平安京、御所の北東に位置し、当時より皇后方の尊崇も厚く、桃薗親王の旧跡としても知られ、境内は広く、池・築山をめぐらし、春、桃の木が爛漫と花咲く頃、桃花祭が執り行われたという。
向日葵の花。ギボウシ(擬宝珠)?しかし、度々の兵火にあい、特に天明の大火災害により社殿、宝物類に至るまで悉く灰に帰したという。
<首途八幡宮> 
住所:京都市上京区智恵光院通今出川上ル桜井町102-1  
電話:075-431-0977 
交通:市バス今出川大宮下車、西へ徒歩5分

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