2013年8月23日金曜日

仙台 七夕まつり1

 朝ドラ「あまちゃん」、流行語大賞にもなる『じぇ・じぇ・じぇ』の方言、ふる里みちのく花巻に今年も帰省した。 一年に一度、願いごとをするという七夕にちなんで京の七夕も8/3 (土)から始まったが仙台の七夕まつりは8/6から3日間開催された。
仙台の七夕まつりは今回で3回目になる。
帰省途中、仙台の七夕まつりを観た。岩手盛岡のさんさ踊りを皮切りに青森のねぶた祭、福島のわらじまつり、秋田竿燈まつり、山形花笠まつりと東北六県の夏祭りは震災のあと、鎮魂の思いが込められ行われている。
豪華絢爛に飾られた七夕さん。仙台の七夕は藩祖・伊達政宗公の時代から続く伝統行事として江戸時代より民衆に広まっていったという。
明治維新の変革後や戦後には年々衰退、不景気を吹き飛ばそうと商家の有志が“仙台商人の心意気”とばかりに、華やかに七夕飾りを復活させた。
市内各所を彩る豪華絢爛な笹飾りが繰り広げられ名実ともに日本一の七夕まつりである。
旧仙台藩内各地で五節句の一つ「七夕」に因んで毎年行われている年中行事で、地元では「たなばたさん」とも呼ばれ全国各地から観光客が約200万人以上の人が訪れている。

伝統に支えられた大規模な由緒ある七夕一色の飾り付けを観ながら駅前、中央通り、そして東一番町通りを散策した。
七夕飾りには、それぞれ深い意味が込められ、七つの飾りには巾着(きんちゃく)は、富貴を願いながら、節約・貯蓄の心を養い、無駄遣いを戒めている。短冊(たんざく)は、学問や書の上達を願った。
東日本大震災の被災地復興へ「一歩・一歩」と・・・。紙衣(かごろも)は、病や災いの身代わりに捧げたという衣、また、裁縫の腕が上るよう願った。折鶴(おりつる)は、家の長老と同じ数だけ折り、延命長寿を願う。折り紙を通して教わる心、人に教える心を学んだ。投網(とあみ)は、近海の豊漁を祈願し幸運を寄せ集める意味もある。
子どもたちが書いた絵が短冊になっていた。
青竹に飾られた和紙と風が織りなす光景は見事だった。吹流し(ふきながし)は、織姫の糸を象徴し、昔の機織の技芸の上達だが、吹流しはくす玉が多く付けられている。屑篭(くずかご)は、物を粗末にしない清潔と倹約の心を育てて、仙台七夕では七種類の七夕飾りである。
仙台駅西口から会場の中央通り七夕飾り見物コース名掛丁商店街を通り、おおまち商店街(約800m)で右折、約900mの東一番町通りを七夕を見ながら散策、おまつり広場の匂当台公園に着いた。
趣向を凝らした笹飾りが仙台市街を埋め尽くし、メインストリートは色彩の海に変貌した。市内各地至るところに小から大まで合計3000本と言われる飾り付けがなされ街中が七夕一色になっている。杜の都・盛夏を華やかにする仙台七夕まつりは豪華絢爛、今年も優雅に街中を彩っていた。つづく・・・(8/6写真撮影)

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