2012年2月16日木曜日

妙円寺大祈祷会(松ヶ崎大黒天)

15日、左京区松ヶ崎の日蓮宗松崎山・妙円寺(通称・松ヶ崎大黒天)で、百ヶ日の荒行した僧が水行と護摩焚き供養が行われた。
二の鳥居から表門への石段
妙円寺は寺院でありながら参道口には鳥居が建つ
松ヶ崎大黒天は地下鉄南北線松ヶ崎下車、徒歩で10分の北側にあり、この丘陵は京都の伝統行事の一つ、五山の送り火を「妙法」の「法」の字の火床の下にある。1969(昭和44)年火災後、鉄筋コンクリートで再建された本堂
「水行」しに五人の僧が来る妙円寺は寺院で本尊は釈迦如来で日英が創建の際、守護神として大黒堂を祀り大黒天尊像が有名となっている。この大黒天像は伝教大師の作で開運招福の福神として広く信仰を集めている。うぉ~さむ水行!!
気合を込め呪文を唱えるおや、少し変だぁ~と思うがお寺に鳥居をくぐって進むが、法華経仏教と大黒天尊の守り神として「松ヶ崎の大黒さん」と古くから地域に親しまれている。1969(昭和44)年堂宇は献火により焼失したが大黒天尊像は無事だったので「火中出現の大黒天」とも呼ばれている。体からはボゥ~ボゥ~と湯気が立ち上った
水行は頭から全身にかける松ヶ崎大黒天の大祈祷会の「水行」は、午後2時から行われ百ヶ日の荒行を修した荒行僧がたちが頭から冷水をかぶる「水行」と、護摩木焚ぎ上げ供養が行われた。僧は手桶をまとめていた
浴衣を羽織るがフンドシは濡れている本堂で五人の修行僧が日蓮宗の百ヶ日に渡る荒行を終え、僧たちは浴衣を脱ぎ準備し呪文を唱えた。そして五人の僧は大桶から手桶に水を移して一斉に頭から冷水をかぶった、一回、二回、三回水が無くなるなでかぶった。そのあと五人の僧たちの体からはボゥ~ボゥ~と湯気が立ち上った。ご神酒をかける護摩木焚ぎ上げ供養
大黒堂の前に置かれた「なで大黒」さん二月のこの時期に荒行僧たちが「水行」を修し、瞬く間に大桶の冷水は終わったがまずは気合が大切、カゼを引いてしまう!前方に居る人たちは、水の滴で服が濡れていた。ぐるりと囲み護摩木焚け上げ供養が行われた
護摩木が投入される境内では大黒天加持の終了後、午後3時からは護摩木焚け上げ供養が行われた。妙円寺は子丑の方向(表鬼門)に位置、京都の鬼門守護の神として帰依し信仰する人も増えたという。大黒天は「都七福神」の一つとして慕われ、60日に一回の甲子(きのえね)の日に開帳されている。12時半ごろで小腹も空いたとき、美味しくいただき感謝である絵馬堂では無料接待の「大黒天そば」を賞味した
護摩木を奉納された方が大黒堂で祈祷を受け粗品も授けられていた。また絵馬堂では無料接待の「大黒天そば」を美味しくいただき感謝である。
<妙円寺>
住   所:京都市左京区松ヶ崎東町31 電話:075-781-5067
参拝時間: 9時~16時30分 
境内自由:無料
交   通:叡山電車「修学院」下車、西へ徒歩約7分
       地下鉄烏丸線「松ヶ崎」下車、東へ徒歩約10分
       市バス「松ヶ崎大黒天」下車、北へ徒歩約3分

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