2012年2月25日土曜日

黒壁美術館その3

つづく・・・北国街道は古くからにとは物資が行き交う宿場町として栄えてきた。いまでも江戸時代の城下町を彩るレトロな雰囲気が漂う商家などが軒を連ねている。長浜城から東に延びる大手門通りとの交差点は「黒壁スクエア」が広がる。
美術館入口にはアールヌーボーの作品と長浜市の画家の襖絵が展示していた黒壁十号館・黒壁美術館黒壁?とは不思議だな~と常々思ったが、明治末期銀行が建築され、その外壁が黒漆喰の様相から「黒壁銀行」の愛称で親しまれていた。その建物を再利用して「黒壁一號館・黒壁ガラス館」として1989(平成元)年に造られた。色のついたグラス
人が落ちる?「砂時計」長浜には現在「黒壁スクエア」という街広場があり、この一號館を取り囲むように、約30店が軒を連ね、二號館のガラス工房では初心者でも製作に参加することができる。1900年、仏のエミール・ガレの作品で「鍔文花器」
また、十號館の黒壁美術館では古代から現代までの世界のガラス作品を約100点常設展示し、ガラスアートの粋を鑑賞できる。1885年頃、仏のエミール・ガレの作品「取手付きエナメル花器」 本館中庭は水琴窟
この美術館の建物は、江戸時代末期に醤油問屋の豪商・河路屋の邸宅であった。蔵を含め大小15室の奥行きの深い展示場がある。
美術作品を座敷や土蔵で観賞していると和洋の対比・新旧の調和が面白く、古い商家の佇まいで出会うガラス芸術の世界にすっかり酔いしれて心地よい空間を感じた。フキノトウの雄と雌という
土蔵では野村陽子・植物細密画展(ボタニカルアート)特別展美術館ではガラスアートと奥の“土蔵”では野村陽子・植物細密画(ボタニカルアート)特別展を開催している。野村さんは八ヶ岳山麓の清里高原にアトリエを構え活動、里山の四季を彩る野山の草花をありのままに模写している。クリの実とクズ、細密に描かれている
土蔵を美術館として活かしている古式ゆかしいお座敷でみる美術品は、季節感をテーマにした作品や現代ガラス作家を織り交ぜた展示をしている。つづく・・・

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