2012年1月7日土曜日

鷹狩「放鷹術」 二条城

7日、中京区・二条城緑の園で新春恒例の「放鷹(ほうよう)術」の実演があった。NPO法人日本放鷹協会が秋と正月の年2回行っている
新春特別企画として二条城で鷹狩・放鷹術があったこの鷹狩・放鷹術は二条城新春特別企画として、二条城を造営した徳川家康が鷹狩りを好んだことにちなみ、NPO法人日本放鷹協会(東京都)が秋と正月の年2回、二条城で実演し、今回で10回目である。ハリスホークと言う
タカは生き物バタバタする放鷹術とは、日本古来の伝統文化で鷹を使った狩りのことで1500年余りの歴史を有する。タカの重さは600gから800gという
子猫が鳴くような声を出す鷹は、武の象徴として多くの武士たちに尊ばれ特に徳川家康は鷹狩りを好んだ武将として広く知られ、鷹狩りが時代の“実力の象徴”としていた。写真撮影は難しい
観光客の方が体験する鷹狩りは、日本文化の風習とされているが実は中央アジアが起源で各国に広まったとされている。また信州・諏訪大社に由来する諏訪流は、織田信長家から江戸時代には徳川将軍家に伝わったとされている。
爪で獲物をしっかりと抑えている明治維新によって多くの鷹匠の流派が消滅したが、宮内省鷹師・鷹匠となり、網懸による放鷹術を現代に伝える唯一の流派で1983(昭和58)年に設立、いまに至っている。誰にも渡さないと大きく羽を広げている
夢中でシャターを切ったがナイスキャッチ計10羽のタカが登場し、鷹匠らは木箱をたたく音でタカを指示し、数十㍍離れた木まで往復する「渡り」などを披露した。続いてタカが空中の疑似餌を捕まえるが残念ながら写真撮影は難しかった!また観光客一般、子供たちの体験もありよかった。真ん丸の眼が可愛い
さあ~羽を休めて昼から・・・全国各地から訪れた観光客らは、鷹匠(たかじょう)らが、巧みにタカを操る様を観て技に感心し頭上を飛ぶタカの迫力に歓声を上げていた。二の丸御殿大広間四の間の「松鷹図」狩野探幽の傑作が観られる。
<鷹狩「放鷹術」 二条城>
日 時:2012年1月7日(土) ①午前11時~②午後2時~ ※少雨決行
場 所:緑の園 電話:075-841-0096
入城料:大人600円中高生350円小学生200円 
    ※京都市内・小中学生は当日入城無料

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