2012年1月5日木曜日

蹴鞠(けまり)初め 下鴨神社

4日、左京区の下鴨神社で新春恒例の「蹴鞠(けまり)初め」が午後1時30分から行われた。色鮮やかな水干に烏帽子の王朝装束をまとった「蹴鞠保存会」の会員
下鴨神社で新春恒例の「蹴鞠初め」 平安時代に貴族の間で流行した蹴鞠を奉納、「蹴鞠初め」は王朝衣装を身にまとった鞠人たちによって優雅に披露された。小雪の舞う中、鞠人たちが軽やかに白い鞠を蹴り上げ、高く上がるたびに、初詣客らから歓声があがった。古式豊かな儀式が執り行われた
神職から鞠が渡される神社の総門くぐり、境内の舞殿と神服殿の間に四隅に竹を立て15メートル四方の鞠庭(まりば)を設けている。色鮮やかな水干に烏帽子(えぼし)の王朝装束をまとった「蹴鞠保存会」の会員が「アリ」「ヤア」「オウ」の掛け声とともに、シカ革製の鞠(直径約20センチ、重さ約120グラム)を蹴り上げながら鞠を受け渡した。
蹴鞠は1400年の歴史がある開始前には、本殿で古式豊かな儀式が執り行われた。蹴鞠は8人構成で3回行われ、勝ち負けを争うものではなく、鞠人たちは一人ずつ鞠庭に出て行く。始まる前に、2~3回鞠を蹴って練習をしていよいよ蹴鞠の開始を始める。各局報道やアマチュアカメラマンのシャッター放列の瞬間だ!平安貴族の間で自由に楽しむ遊びで制限時間もなく、広まった蹴鞠は飛鳥時代に中国から伝わってきたという。古式優雅な蹴鞠の競技は右足一本で蹴り方には様々な規則があり結構難しく感じた。鞠人が「アリ」「ヤア」「オウ」の掛け声とともに蹴り上げる
片足で鞠を蹴り続ける雪交じりの風の中、繭形の鞠は思うように操れず、観客席に飛ぶこともあり空気も一杯に入っていなく、紙風船のような感じだった。鞠が地面に落ちないで長い間蹴り続けられた時には、四隅の観客から大きな拍手が送られた。蹴鞠初めも、女性(鞠人)が転倒したが幸い大事にならずに1時間で終了、周囲の初詣客の多くは蹴鞠を観る人たちでいっぱいであった。雪交じりの風の中、繭形の鞠は思うように操れず、観客席に飛ぶこともあった
蹴鞠保存会の会員は若い女性も居った蹴鞠の始まる前、3時間前着き、鞠庭の報道カメラマン席の横へ待機したが、既に椅子席は無く中年の男性は年々早くなっているとぼやいていた。舞殿と神服殿の有料観覧席の人たちや無料席は4~5重の人垣で物凄い超満員である。ことしは災害も無く良い年であるように!
4~5重の人垣で物凄い超満員であることしの「蹴鞠初め」は小雪舞う寒い中、色とりどりの水干に烏帽子(えぼし)袴の王朝装束をまとい京都の伝統行事が優雅に行われた。

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