2009年10月19日月曜日

野宮神社・斎宮行列

竹林の小道を斎宮行列
野宮神社でお輿に乗るところ18日の日曜日、嵯峨・嵐山の野宮神社に斎宮行列を観に行った。
正午に野宮神社を出発した行列は美しい竹林の小道を通り、JR嵯峨嵐山駅前、渡月橋を経て、大堰川岸で神事が営まれた後、御禊の儀が華麗に再現された。監送使・官人・女官など150の行列
お輿に担がれた斉王斎宮は伊勢神宮にお仕えする未婚の皇女で、「斎宮(斎王)」とは、天皇が即位するごとに、天照大神の御杖代(みつえしろ)として伊勢神宮に遣わされた斎王(未婚の内親王もしくは女王)のことで、飛鳥時代の天武天皇のころすでに確立されていた。南北朝時代の後醍醐天皇まで約660年間、64人の斎宮が遣わされていたと伝えられている。雅な平安装束に身を包んだ一行が記念撮影
JR嵯峨嵐山駅前では輿から牛車の乗り代った!伊勢参拝前に三年間こもる潔斉所(けっさいしょ)が野宮神社付近にあったことから、1990年から地元の斎宮行事保存会などが行列を催し、本年は11回目になる。渡月橋も人並みで溢れている!
斉王群行は渡月橋を渡る斎王が任命を受け、都から伊勢へと向う旅が「斎王群行」と呼ばれるもので、斎王以下監送使、官人・女官などあわせて数百人にも及んだとされている。当時斎宮行列が伊勢まで到着するのに5泊6日も要した。 十二単姿に着替えた石原さんは緊張の面持ち
御禊の儀が華麗に再現された斎宮が京都を出発する前に身を清め、野宮神社周辺を輿に乗った十二単(ひとえ)姿の斎王代・女官や官人など華やかな装束を身にまとった行列が、平安絵巻さながらの雅な風情で嵯峨駅周辺や嵐山・渡月橋一帯を約2時間かけて練り歩いた。
伊勢神宮に向かう「斎宮行列」のヒロイン・斎王代の高校2年の石原さん(17)はこれまでの最年少である。十二単姿に着替えた石原さんは10年前に火炬小女(ひたきのしょうじょ)役で行列に参加した思い出もあるという! ヒロイン・斎宮代の高校2年の石原さん
斉王代は17歳の石原さん大堰川岸で行列のヒロイン「斎王代」が流れに手を浸す“御禊の儀”を行うと、平安絵巻はクライマックス。訪れた観光客や写真愛好家らは盛んにシャッターを切っていた。斎宮行列は約150人で、正午に同神社を出発し3時半ごろ嵯峨・嵐山野宮神社で往時の夢を再現して約3キロを巡行して幕を閉じた。
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