2009年8月12日水曜日

目疾地蔵 仲源寺

本堂
古くから”目疾地蔵”と親しまれている仲源寺四条大橋から祇園への向かう四条通りの繁華街に、小さな寺がある。
仲源寺は浄土宗に属する寺院で、一般に「目疾地蔵」の名で人々に親しまれていて、第16番札所・洛陽33観音霊場で四条通大和大路東南にある。
手水舎目疾地蔵が鎮座
「仲源寺は平安時代の治安2年(1022)、仏師定朝(じょうちょう)が四条橋の東北に地蔵菩薩を祭ったことに由来する。寺と地蔵菩薩の名の由来は、安貞2年(1228)の鴨川氾濫時に、勢多判官中原為兼が、防鴨河使になった際、この地蔵菩薩が溺れ人を救う姿を見、それ以降地蔵菩薩を「雨止地蔵」と称し、『中原』の傍らに人と水を添えて寺名としたことによる。
その後、信仰深い老夫婦の眼病を自らの右目に移し、苦しみを救ったという逸話から、いつしか「目疾地蔵」になり、現在も眼病治療に霊験があるとして広く信仰を集めている。
本堂の地蔵菩薩の傍らには室町時代の作といわれる「山越阿弥陀像」を祀る。また、観音堂には平安後期の春日仏師の作とされる木造の千手観音座像(重文)が安置されている」
―京都市説明文引用―
観音堂には木造の千手観音座像(重文)が安置されている鴨川、南座や祇園の八坂神社も近く、仲源寺の寺院・千手観音菩薩や目疾地蔵に手を合わせ参詣する人も多くいると言う。大黒天や天道大日如来・水子供養地蔵尊もあり、また仲違いになった男女の仲を取り持つ御利益があるとされている。

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