大正14年に三井家木屋町別邸にあった明治期の主屋を移築し、玄関棟などを増築、 主屋、玄関棟、茶室の三棟からなっている。
主屋は三階に見晴らしのよい望楼をもつ開放的な造り、また玄関棟は書院造を基調としながら椅子座式で天井を高くするなど、近代的な趣をもっている。
旧下鴨別邸は、明治から大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えがよく保存されており、高い歴史的価値を有していることから、平成23年に国の重要文化財に指定された。
望楼から観た瓢箪池の庭園と二階から観たところ、戦後、「旧三井家下鴨別邸」は家庭裁判所長官舎として使われていた。
望楼が付いた美麗な建物と庭園が三井の盛況ぶりを感じさせ、市は「新たな観光名所として期待できる」といっている。
下鴨神社「糺の森」の南、木立に包まれて建つ豪商・三井家の旧別邸、一日から一般公開で二階座敷や、見晴らしの良い三階望楼部分は11月19日(土)から12月4日(日)まで特別公開されるという。(9/27撮影)
<旧三井家下鴨別邸>
住所:京都市左京区下鴨宮河町58番地2
時間:9:00~17:00
交通:市バス「出町柳駅前」下車徒歩約5分
入館料:大人410円/中高生300円/小学生200円
※入館料:一般800円/中高生600円/小学生400円/小学生未満は無料
お問合せ:京都市観光協会 TEL 075-213-1717
0 件のコメント:
コメントを投稿