2014年6月8日日曜日

東山 野村別邸 花菖蒲

京都岡崎白川通りの閑静なお屋敷が佇まいするなか、野村別邸(碧雲荘)がある。花菖蒲が咲くころ覗いて見ると満開だった。
花菖蒲が咲く野村別邸(碧雲荘)。南禅寺塔頭の跡地に建つ野村別邸は、野村財閥(野村證券他)の創立者、野村徳七(二代目)の別荘で『碧雲荘』は2006年(平成18)に重要文化財に指定されている。
風光明媚な東山を借景に琵琶湖疏水を引き込んで庭池を築いた花菖蒲群は、一般公開されてないが玄関前の花菖蒲を見ることができる。
別荘で『碧雲荘』は2006年(平成18)に重要文化財に指定された。明治時代、南禅寺から政府に上納したもので、二代目徳七は「敷地の半分を大池泉に・・・」という壮大な構想は「植治(小川冶兵衛)」の得意とするところであった。
疎水を引いて東西に長い池を配し、「蘆葉」と呼ばれる舟茶室を浮べ、池の畔には茶室や書院を並べる作庭であった。
野村別邸(碧雲荘)の内部などは木造平家屋建や桟瓦葺を用いた大玄関、能舞台、書院、洋室、書斎、茶室などの建物が配置されている。
一際目を引く、椛の木。
岡崎白川通りの閑静なお屋敷が佇まい・・・。以前は玄関前の花菖蒲を見ることができたが残念だがロープが張られ立入禁止となっている。訪れる人も少なく、別荘地前に咲く花菖蒲が見事であった。(6/8撮影)

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