18日、上京区花街上七軒(かみしちけん)で「店だし」があったので始めて行ったが午後3時からであった。
祇園甲部や宮川町など京都には島原・祇園東・上七軒・先斗町の六花街があり、それぞれお茶屋や置屋がある。
上七軒の由来は、桃山時代に豊臣秀吉公が北野大茶会を開いた折、茶店で団子を献上したところ大いに誉められた。
室町時代に北野天満宮の再建の際に残った機材を使って7軒の茶店を建てた。
以来、西陣の結びつきで花街としての繁栄を極めている。
その上七軒の花街の梅乃さんで舞妓さんのデビュー「店だし」が行なわれた。
今日デビューする新舞妓「梅咲久」さんは男衆さんと暖簾を手で表通りに出た。カメラマンは20数名、一斉にシャッターを切った。
新舞妓「梅咲久」さんは誂えた黒紋付に身を固めた緊張の面持ちで、これから黒紋付の男衆さんとご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
ところで置屋、梅乃さんでは6/5も店だしが行なわれたが、姉の梅蝶さんが舞妓さんなって、今日デビューする新舞妓「梅咲久」さんは妹であった。
舞妓になるための修業を『仕込み』さんと言い、お手伝いや雑用をこなしながら、日舞や鳴り物のお稽古、京ことばや礼儀作法も習得しなくてはならなく、半分はやめていくという。
舞妓さんは地毛を結い、花簪で華やかに飾り、着物や帯も色鮮やかで、長く垂れた「だらりの帯」と「おこぼ」と呼ばれる高下駄が特徴である。
上七軒芸姑組合や歌舞練場などを廻り、幸い雨も小降りで約1時間ほどで4:00前、置屋、梅乃さんに戻った。(6/18撮影)
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