3日、府立植物園のバラ園でバラの花を愛でて、近くにある「ハナショウブ」園に行った。
うゎ~きれい~と口々褒め称える・・・紫色や白色など梅雨入りにかけてしっとりとした雅な姿が美しく、初夏の花として多くの方に親しまれている。
植物園のハナショウブは、まだ4分咲きで5~7日が見頃の季節がら雨が多い日々にもよく映える。
花の色は白、ピンク、紫、青、黄など、約200種1万株があって、どれもが素晴らしく優劣は付け難く「いずれがアヤメかカキツバタ」と言われている。
端午の節句の日に菖蒲湯に使われるショウブは別品種(ショウブ科)でサトイモ科に分類される植物である。
ハナショウブは、ノハナショウブから改良された園芸種で、大別すると江戸系・伊勢系・肥後系の3つに分類されている。
ハナショウブは3つの分類で改良され、江戸系の花は色彩の変化を富んでいて浮世絵にも描かれた名所となって江戸で完成された品種群が日本の栽培品種の基礎となったという。
伊勢系は優雅で繊細な花形で1952年に「イセショウブ」の名称で三重県指定天然記念物となり、全国に知られるようになったという。
肥後系は門外不出を条件に譲り受けたもので、「肥後六花」の一つであるが大正時代、瞬く間に人気を得たという。
昔から初夏の彩りにハナショウブは涼しげに咲き多くの人に親しまれている。(6/3撮影)
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