2014年6月15日日曜日

青葉祭り(智積院)

東山七条にある真言宗の智積院は、毎年6月15日に『青葉まつり』を行なっている。正式には「両祖大師御生誕慶祝法要(りょうそだいしごせいたんけいしゅくほうよう)」といっている。
青葉まつりは、真言宗の宗祖・弘法大師空海と中興の祖・興教大師覚鑁(かくばん)のご誕生を祝う行事が営まれる。
弘法大師のご生誕は774年(宝亀5)6月15日、興教大師のご生誕は1095年(嘉保2)17日と両大師のご誕生をお祝いするために全国各地の寺院で法要が行われている。
御二人が生まれた6月は、緑美しい季節であることから、「青葉まつり」と称される由縁である。
智積院参道ではお練り行列が厳かに営まれ、宗派の管長・寺田信秀大僧正が輿に乗り進み境内の参道をまわり、金堂にて慶祝法要が行なわれた。
管長・寺田大僧正は御高齢でことし御年94歳になるが金堂にて法要をおこなった。
境内野外では山伏修験者による柴燈大護摩法要が執り行われた。
大勢の参拝者が見守るなか柴燈大護摩法要が執り行われる。
智積院5つの諸堂巡りの御朱印集めもあって大師堂(弘法大師)や密厳堂(興教大師)、金堂(大日如来)、明王殿(不動明王)、講堂(阿弥陀如来)にはお茶席(有料)もある。
広い講堂には大書院の名勝庭園をはじめ、長谷川等伯一門の障壁画、国宝の「楓図」「桜図」など、収蔵庫も特別に無料公開された。
大法炎に包まれ幸福を祈願し、手を合わす姿もみられ、辺りはモクモクと煙に包まれた。
青葉まつりは、真言宗の宗祖・弘法大師と興教大師のご生誕を祝う行事で年に一度のお祝いの日とあって境内は賑わった。
祇園の芸舞妓さんも来ていた。アジサイにつづく・・・(6/15撮影)
<青葉まつり・両祖大師誕生会>
場所:智積院(東山区東大路七条下る東瓦町)
日時:6月15日午前9時30分~
拝観:当日に限り料金無料
交通:京阪「七条」駅徒歩約10分 市バス「東山七条」下車

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