2014年6月11日水曜日

田植祭 伏見稲荷大社

五穀豊穣を願って昨日(10日)、伏見稲荷大社で御田舞と早乙女が色添えて田植祭が行われた。梅雨空の下、20数名の男女が神田に入り苗を丁寧に植えた。
五穀豊穣を願って伏見稲荷大社で田植祭が行われた。伏見稲荷大社の神事・田植祭は、神田において「田植の儀」は毎年この日に行われている。
宮司が大阪摂津市の「三島初穂講」に手渡す。
唐櫃(からひつ)から苗を出した。田植は「小槻干恒宿禰記」によると1517(永正10)年から始まったが廃絶され1930(昭和5)年に昭和天皇御即位の記念として、向日市で復活したという。
20数名の男女の人たちが田の畦で左右に別れた。その後、1948(昭和23)年に稲荷山の麓に移設され、農耕の神様として五穀豊穣のご利益があるとされ信仰されてきた。
神事は午後1時から始り、4月籾まきをして育てられた早苗は、唐櫃(からひつ)に入れられ境内の神田祭場に移された。
涼しげな衣装で神楽舞を踊った。平安朝の「汗杉(かざみ)」装束姿に身を包んだ神楽女が雅楽に合わせて、神楽「御田舞(おたまい)」を披露するなか、神田では茜襷(あかねだすき)に菅笠(すげがさ)の早乙女ら男女20数人が水田に入って青々とした早苗を植えて一年の豊作を祈った。
青色の上衣に映える鮮やかな茜襷に菅笠姿の早乙女らは、白足袋で水田に入り、膝まで水につかりながら田植えがすすめられ苗を一本一本丁寧に植えていった。
大社の約100坪の神田で栽培された稲は10月25日の抜穂祭で刈り取り精米され、11月23日の「新嘗祭」でお供えし、朝夕、ご神前に供えられる。
五穀豊穣を祈って、厳粛な面持ちで苗が早乙女らによって田植がすすめられた。
稲は10月25日の抜穂祭で刈り取り精米され、11月23日の「新嘗祭」でお供えする。稲荷山の麓、伏見稲荷大社総本宮・本殿がある神田で田植えが行なわれた。
十石橋でどろんこになりながら田植えを終った。全国に約4万社ある稲荷総本社「お稲荷さん」で田植祭が行なわれた。(6/10撮影)

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