gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2013年6月8日土曜日
ハナショウブ 府立植物園
7日、初夏の花として多くの人に親しまれている「はなしょうぶ園」に行った。バラ園と芍薬園が終わりを告げる6月初旬ごろ、ハナショウブは緑の葉の中から可憐に咲き見ごろであった。
いま見ごろで、花の色は白、ピンク、紫、青、黄など、約200種1万株があってどれもが素晴らしく優劣は付け難く
「いずれがアヤメかカキツバタ」
と言われている。
ショウブというと、一般的にハナショウブを指すことが多く、端午の節句の日に菖蒲湯に使われるショウブは別品種(ショウブ科)でサトイモ科に分類される植物である。
ハナショウブは、ノハナショウブから改良された園芸種で、大別すると江戸系・伊勢系・肥後系の3つに分類されている。
ハナショウブは3つの分類で改良され、江戸系の花は色彩の変化を富んでいて浮世絵にも描かれた名所となって江戸で完成された品種群が日本の栽培品種の基礎となったという。
伊勢系は優雅で繊細な花形で1952年に「イセショウブ」の名称で三重県指定天然記念物となり、全国に知られるようになったという。
肥後系は門外不出を条件に譲り受けたもので、「肥後六花」の一つであるが大正時代、瞬く間に人気を得た。
そのほかにノハナショウブの花容を残す長井古種(山形県長井市)で栽培されてきた3ついずれにも属さない品種群が確認され、そのうち13品種は長井市指定天然記念物である。
また「長井系」のキショウブにハナショウブをかけて作出された‘愛知の輝’などの品種がある。
識別はともかくとして昔から初夏の彩りにハナショウブは涼しげに咲き多くの人に親しまれている。
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