2013年6月15日土曜日

住吉大社 御田植神事 その2

つづく・・・住吉大社の御田の中央舞台で八乙女が舞う中、男女の奉耕者らが早苗を植えた。御田植神事は約1800年前に第四本宮の祭神、神功(じんぐう)皇后が御田を造らせ、長門国(山口県)から植女(うえめ)を呼び寄せたのが起源と伝わる。
中央舞台で八乙女として奉仕する同大社の神楽女8人が「田舞(たまい)(八乙女舞)」を奉納。住吉大社の田植え風景。境内南側に広がる御田では、神田を祓い清め、神水を注いだ後、田の中に入る替植女(かえうえめ)が、中央舞台で植女から替植女に早苗を授り御田では田植えを苗の植付けが始まった。
さぁ~田の中に入ろうか?御田の中央舞台で八乙女(やおとめ)として奉仕する同大社の神楽女(かぐらめ・みこ)8人が「田舞(たまい)(八乙女舞)」を奉納し、菅(すげ)笠姿の替植女と男性の奉耕者が青々とした早苗を手際よく植えていった。

菅笠姿の替植女と男性たちは青々とした早苗を手際よく植えていった。神楽女は舞台中央の風流花笠を中心に円をなして舞った。次に御稔女(みとしめ)による神田代舞(みとしろまい)が豊穣祈願の神楽を舞った。
水がたっぷりとある御田、苗を奥まで・・・。「田舞(たまい)(八乙女舞)」を奉納。風流武者行事は、保存会の青年が奉仕する甲冑武者・雑兵を統率する総大将が黒い高下駄を履き、薙刀・軍扇を使った、威厳のある武者行事を奉納し武運長久を祈った。
巫女さんによる男児による源平棒打合戦、御田の畔(あぜ)の東西より甲冑武者が陣太鼓、陣鐘、ホラ貝を吹き鳴らし、紅白にわかれた雑兵が六尺棒の棒打ち合戦を行う。
代掻きの牛さんと博労の方々、お役目ご苦労さんでした。早乙女らが田植え踊り、太鼓の拍子で替植女たちが謡う田植歌に合わせ舞台と畦道で白と赤の帯が美しく、地元の小学生たちが踊る田植え姿にとても愛らしくおもえた。
高学年の兵士に遅れをとらないよう必死になってついて低学年の兵士たち。紅白に別れた雑兵が六尺棒の棒打ち合戦を行った。後列にいくほど低学年の少年兵になり高学年の兵士に遅れをとらないよう必死になってついていくその様子は微笑ましい。
にこやかな可愛い童女。住吉踊りは、軽やかに飛び跳ねるように奉納した。最後は住吉踊で幕を閉じる、舞台では住吉踊大傘の柄をたたきながら歌に合せ、畦では地元の童女が約百余人も奉納した。 「心」の字をかたどった独特の踊りのようだが、女児は軽やかに飛び跳ねるように踊り奉納され、多くの観覧者を魅了した。
太鼓に合せ、田植え舞を歌って踊った。住吉大社の御田植神事は、1971年(昭和46)に、国の無形文化財に選定され1979年(昭和54)年に国の重要無形民族文化財に選定され規模も大きく田植祭の行事として知られている。(完)
<住吉大社>
 日時: 6月14日(木) 午後1:00~3:30
拝観席料 1,000円
交通:南海線 住吉大社駅下車直ぐ    
          阪堺線 住吉駅下車すぐ
お問い合わせ:住吉大社社務所 06-6672-0753

0 件のコメント: