2012年10月27日土曜日

亀岡祭 山鉾巡行

亀岡祭(かめおかまつり)は別名“丹波の祇園祭” と呼ばれて、鍬山(くわやま)神社秋季例大祭として伝統と文化を伝える祭であり、25日山鉾巡行が行われた。亀岡祭は、丹波亀山城下の町衆力と熱意により受け継がれてきた祭りである。
旅籠町向かう羽衣山鉾保存会の方々緑の法被姿は柳町の高砂山保存会毎年10月23日から宵々山、24日宵山、25日の3日間、旧町内中心部行われ、25日、亀岡祭はクライマックスで山鉾巡行が行われた。
橙色の稲荷山は五穀豊穣と商売繁盛祭の起源は、室町時代にさかのぼるといわれ、大堰川の氾濫による水害などの災害封じを祈願するために始まったという。1573年~1592(天正年間)年の明智光秀の丹波攻略など戦国時代の混乱の中で一時衰えたが、江戸時代、歴代藩主の保護を受け徐々に復興をとげた。
三宅町からは翁山、くじ取らず旅籠町でくじ改めの儀式、市長が奉行役に扮し、くじの順番どおりに山鉾が来たことを確認する江戸時代中ごろになると、それまで舁(か)き山(物を肩にのせて運ぶ)であった山鉾が、現在のように曳山になっていったという。約300年前にそれぞれの鉾町が工夫し、競い合ってつくり上げた各々の鉾は、鉾町の町衆が浄財を持ち寄ってつくりあげたもので、各山鉾町の町衆たちの手により今日まで受け継がれている。
学校は亀岡祭りで休校、子どもたちが主役?小さな子どもがくじ改めをする高砂山25日、山鉾巡行当日、11基の鉾が巡行集結した。旅籠町でくじ改めの儀式は亀岡市長が奉行役に扮し、くじの順番どおりに山鉾が来たことを確認した。
辻回しをする羽衣山大人に混じって綱を引く童女旅籠町の通りは狭いが市民、観光客・観衆はくじ改めの儀式を見守った。 中国や朝鮮、インド、イギリスなどからの渡来染織品や京都西陣の大型綴錦が多用された美しい懸装品で飾られた山鉾から奏でるコンチキチ-ンのお囃子が城下町に鳴り響き、旧町内を練り歩いた。

11基の鉾が本祭、山鉾巡行のクライマックスを迎え賑やかな鉦・太鼓の囃子がより一層祭を盛り上げた。 なお23日は宵々山、24日は宵宮で各鉾町にて催があり期間中、鉾町はお囃子の音とともに祭ムードに包まれる。

竹内山来年は提灯のある宵山見物、それに神輿やリアルな獅子舞を観たいと思っている。JR亀岡駅の南約800mの城下町一帯で祭りは繰り広げられている。 なお羽衣山、高砂山、難波山が新たな木製車輪で巡行した。
難波山は京町、上、矢田町、三町の持ち物造り酒屋、井づ源さん亀岡祭、先着600名には山鉾めぐりスタンプラリーがあり、記念品がもらえる! 亀岡祭が済むと丹波路は落ち葉が風に舞い、冬の足音が聞こえる頃となる。
<鍬山神社秋季例大祭・亀岡祭>
会場:亀岡市旧町内
日時:2011/10/23(日)~10/25(火)     
     ※10/25の巡行の時間は10:00~12:00頃
交通:JR「亀岡駅」より南へ徒歩10分 
          京阪京都交通バス、矢田口バス停下車5分
料金:見学無料
問合せ先:JR亀岡駅観光案内所 0771-22-0691

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