2012年10月12日金曜日

山科 大乗寺 スイフヨウ

地下鉄東西線の御陵駅から住宅街をぬけて急な石段を上ると大乗寺がある。「酔芙蓉の寺」として有名になり、初秋には境内が酔芙蓉の花で埋め尽くされる。
住宅の間にある急な石段を上ると大乗寺がある1500本もある大乗寺の酔芙蓉緑に囲まれた大乗寺の境内は、一日のあいだに白から紅色へと色を変えるスイフヨウが約1500本咲いている。
酔芙蓉観音菩薩とスイフヨウ綺麗に咲いたスイフヨウ 暑い夏を乗り越えて開いた花、朝は純白く咲き、昼頃から淡い桃色に染まり始め、夕方には紅色に変わるといい、一日花のはかないに諸行無常の悟りを教えている。
開基は戒禅比丘隆韶大和尚といわれ、禅宗系の寺から法華の寺に改宗されたと伝えられている。代々尼寺として受け継がれてきた無本山の寺だったが、約200年前に法華宗の大本山本能寺の末寺となったという。
1992年(平成4)転住後、ツルハシ1本で荒れ寺の復興に努め、スイフヨウの苗100本寄贈を受け、それを挿し木して約1500本まで増やすことが出来たという。
芙蓉は庭先や公園など、どこにでも目にすることができるが、千本以上あるスイフヨウは珍しい。ちなみに芙蓉は一重で色も変化しないが、スイフヨウは八重咲きで、朝は純白、午後は淡い桃色、夕方から夜半にかけて紅色になってくる。まるでお酒を飲んだ顔色を同じで赤みを帯びるのに似てこの名がついたと言う。
紅白の「みずみき」の花花言葉は、繊細の美、淑やかな恋人という。 ことしの秋は暑く、スイフヨウの花は20日頃まで見ごろで楽しめる。 ※(蚊が多いので刺されやすい人は対策が必要)

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