平安時代初期にこの一帯は、御所の西方にあることから「西院(さいいん)」と称され「西院(さいん)」とも呼ばれ、淳和天皇の離宮「淳和院」が営まれた地であった。天皇が皇位を退位して淳和院に移った際、奈良の春日大社に分霊を勧進して出来た社で、秋季例大祭があり多くの参拝者で賑わった。
最後は西大路通を北進、神社境内へは午後6時還御(かんぎょ)だが、有名な「神霊還し」と「五基の剣鉾」二基の神輿による「拝殿回り」は、拝見できなかった。四条通中信で八乙女による「神楽奉納」が拝見することができてとてもよかった。
境内にある淳和天皇の皇后正子内親王を祀る還来(もどろき)神社には、古くから旅行安全の神としても知られ、わらじを奉納して旅行安全を祈願する習慣が今に伝わっている。また西京区大原野南春日町にある小塩山に淳和天皇の陵墓がある。(完)
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