2012年10月23日火曜日

嵐山 御禊の儀

つづく・・・青竹の揺れる中、嵯峨嵐山の3㌔を巡行、出発した約120人の斎宮行列の一行は太鼓や笛の音を響かせながらJR嵯峨駅前周辺や嵐山・渡月橋一帯を約2時間かけて練り歩いた。古式豊かな斎宮行列は、色鮮やかな十二単に身を包み御輿に乗った斎王代・女官や官人など牛車を連ねた一行、華やかな装束を身にまとった列が参進し平安絵巻さながらの雅な風情であった。
巡行の先頭を行く触れ太鼓野宮は、三重の伊勢神宮に奉仕する斎宮が、京都を出発する前に身を清めて神を祀るための一つの潔斎所だった。歴代天皇は未婚の皇女を神宮に奉仕せられたことを斎宮(さいぐう)といった。
戸座(へざ)、火炬小女斎宮に立たれる内親王は、皇居内の初斎院で一年余り潔斎されてからこの野宮に移り、三年間の潔斎の後、初めて伊勢に向かわれたが、その時の行列を斎王群行といった。
嵐山渡月橋を渡る牛車 伊勢神宮に向かう「斎宮行列」のヒロイン・斎王代を務める舞台女優の千葉さん(27歳)は現在、東京都に在住しているが地元嵯峨の出身である。
高級女官・命婦(みょうぶ)乳母、采女(うねめ)女孺(にょじゅう)たち京の都から伊勢の斎宮へと向う「斎王群行」を再現したお祭で斎王代や高級女官・命婦(みょうぶ)乳母、采女(うねめ)女孺(にょじゅう)、戸座(へざ)、火炬小女、それからJR嵯峨駅前からお稚児さんや牛車も斎宮行列に参進した。
神職が祝詞を挙げた後、大堰川岸に人形(ヒトガタ)を流した大堰川岸ではヒロイン「斎王代」が川に手を浸す“御禊の儀”を行うという平安絵巻のクライマックスがあり、訪れた観光客たちや写真愛好家らは盛んにシャッターを切っていた。
クライマックス斎宮代による「御禊の儀」が執り行われた14:00から始まった神事儀式は、神職が祝詞を挙げた後、大堰川岸に人形(ヒトガタ)を流し、いよいよクライマックス斎宮代による「御禊の儀」が執り行われた。
川面には台座や雅楽の方たちの台座が設けられ御禊の儀が大堰川北岸で華麗に再現された。台座には、斎宮・騎女(うまのりめ)官人・火炬小女・戸座と女官・文官が勢揃いする。
優雅できらびやかな十二単(ひとえ)姿を撮影するチャンスがあった御禊の儀が終わるとフィナーレは、雅楽奉納が行われた。源氏物語を再現した「斎宮行列」斎王代の優雅できらびやかな十二単(ひとえ)姿を撮影するチャンスがあった。観光客らは華やかな衣装の斎宮や官女らを写真撮影して王朝絵巻を楽しんでいた。
嵐山中ノ島公園で全員の記念撮影斎宮行列は、往時の夢を再現して3時半ごろ幕を閉じた。沿道の嵐山中ノ島公園・渡月橋はたくさんの観光客たちが京都ならではの“平安絵巻”模様をカメラに収めていた。(完)

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