2017年3月3日金曜日

下鴨神社 京の流しびな

3日、左京区下鴨神社で、「京の流しびな」の神事が11:00から営まれた。恒例の「流しびな」は28回目を向え、3月3日の桃の節句に下鴨神社境内を流れる御手洗川で行われた。 京の流しびなの「桟俵」は、赤衣に金の袴烏帽子、簡素な白梅模様の可憐な夫婦雛、製造職人が減少し生産量が不足のため、無料配布を中止し小500円、大1000円の有料だった。
日本古来の伝統行事で人形に災厄を託し、川や海に流すことによって厄祓いする習慣から始まった。
光琳の梅花にメジロが来ていた。
流し雛の儀は、祝詞を上げる斎主と参列者たち。

平安貴族の公家(くげ)の正装の束帯姿と十二単、正式名は“五衣唐衣裳”(いつつぎぬ、からぎぬ、も)の衣装で男性と女性の順で流し雛は流された。
男性と女性は一緒に流す筈だと思っていたが男性はさっさと帰っていった!
宮川町の舞妓さん二人が来てくれて華やかになった。
宮川町のよし富美さんの富美芳ちゃんと堀八重さんのふく朋ちゃん。
近隣の二組の幼稚園代表が桟俵を貰い、小さな姿で歩みそっと流しびなを放った。
京都タワーのマスコット「たわわちゃん」、裏へ流した!
もう一度、やり直り、ほっとした。
たわわちゃんと鎧甲太郎君「失敗しちゃったとヒソヒソ話」、ぼくは大丈夫と愛嬌たっぷりに桟俵の流しびなを御手洗川に流した。
園児生の高らかに歌う「うれしいひな祭り」を聞いた。
御手洗川前では、大勢の参拝、観光客が次々と大小の桟俵の乗せた「人形(ひとがた)」を川面に浮かべ桟俵の人形で美しく彩られていった。
和紙で着物を作り、顔は土を丸め胡粉を塗った素朴な人形に願いを込め、御手洗川に流し、女の子の無事な成長を祈った。

子どもの成長を願い、御手洗川に流すと心が清められ、すべての厄はのがれられると言い伝えられている。
平安装束の束帯(そくたい)姿と十二単(ひとえ)の正装の男女が桟俵(さんだわら)の小舟に乗せた人形を境内の御手洗川に放し、大勢の市民や観光客が見守るなか放流した。(3/3撮影)

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