2016年10月2日日曜日

大原野 フジバカマ畑 2016

30日、「フジバカマ畑」に行ったが、一人のご婦人が数回訪ねて居るが「今日もアサギマダラはいない?」と云って車で立去った。しかしダメ元で大原野小塩町にある畑に着いた。

今年で三年目、約1,000㎡の休耕田に希少植物のフジバカマの野生種が見つかり、大原野地域で大切に育てられ1,000株のフジバカマが植えられている。
大原野小塩の地は標高が高く、フジバカマの開花も一足早く、仄かな香りが漂う中、例年なら渡り蝶のアサギマダラが飛来?してくる時期だが、暑いためなのか数頭だけだった!
フジバカマの香りに誘われて飛んでくる‘珍しい蝶’ アサギマダラは、初秋気温25度くらいになると花を目指して好んで飛来するが、秋雨前線や台風など試練が待っている!
アサギマダラはタテハチョウ科で、暑い季節は涼しい高原で過ごし、秋になると遠く海を渡り、移動をくり返しす「渡り」をするチョウである。
アサギマダラは越冬のため、遠く海をこえて2000kmも距離を移動して日本から東南アジアに向うといい、冬を過すと言われてる。
春は南から北へ、秋には北から南へ、まるでツバメのように移動しアサギマダラに国境はない。

 一頭のチョウが移動を行うのでなく、北上したチョウの子どもや孫などが南下するという。
アサギマダラは偏食で、成虫がよく吸蜜する‘ヒヨドリバナやフジバカマ・アザミ’も、蜜に毒性の強い‘アルカロイド’を含み、アサギマダラはアルカロイドを取りこむことで毒化し「敵」から身を守っているという。

白い部分に、「OHN(大原野)9(月)・26(日)」マーキングされたアサギマダラ、旅をする蝶という。
市内を一望できる大原野、休耕田では秋の七草の一つで、フジバカマが甘い香りを漂わせアサギマダラとともに見ごろを向かえている。

三年目を向える今、大原野フジバカマ畑はあるがアサギマダラチョウのピンチであった。続いてイシガキチョウをお送りする。(9/30撮影)
 <大原野 フジバカマ畑>
場所:西京区大原野小塩町=フジバカマ畑
日程:9月22日(木・祝)~26日(日)
時間:10:00~15:00
交通:JR向日町駅、阪急東向日駅から善峯寺行乗車        
     下車徒歩10分
駐車場:有
お問い合わせ:075‐332-9318

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