2011年12月20日火曜日

第20回ポインセチア展

雄・雌しべの花は中心ある
京都府立植物園の第20回ポインセチア展
京都府立植物園では、クリスマスシーズンにあわせてポインセチア100品種1000鉢が、観覧温室特別展示室などに展示されている。
街中で見かけることの少ない古品種、エッケスポイントC-1、エリザベスエッケやプロフェッサー・ローリーピンクなど、新品種も展示する。
苞のカールしたウインターローズ色合いも赤色のほか、黄、白、紫、ピンクなど豊富でプリメーロ・ジングル、ジェスター・ジングルなどの斑入り等の種類もある。展示総数は約100品種約1000鉢で、植物園が開催するポインセチア展としては国内でも最大の展示品種数となる。プリンセチアと
ポインセチアはトウダイグサ科の常緑の低木樹でメキシコ原産の植物である。原産国とされるメキシコ合衆国では、「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれ、メキシコでは “聖夜”という意味がありクリスマスの花と言えばポインセチアである。
名前の由来はアメリカ合衆国の初代メキシコ公使であったJ・R・ポインセット氏に因んで付けられ明治時代に上陸した。和名は「大酒飲みの赤い顔が伝説上の動物」である“猩々”に似ていることからショウジョウボク(猩々木)と名付けられたという。日本ではクリスマスの時期に飾られることが多い植物である。
ポインセチアは花びらは無く、赤い花びらのように見えるのは、赤や白、ピンクと色のついた部分は花ではなく、葉の変化したものである苞(ほう)という部分で、芽や蕾を包み込む苞葉と呼ばれ葉の一種で単に苞とも言う。葉の形の包葉が赤く染まるのが鑑賞の対象で、その赤さはキリストの血の色に例えられる。
日本でも宮崎県宮崎市堀切峠の沿道には5万本以上群生しており、赤と緑とそして海の青とのコントラストにはため息が出るほど圧巻されるというが行ってみたい・・・。
京都府立植物園では会期中、「観覧温室夜間開園&クリスマス・イルミネーション」(夜間開園時間 午後5:30から午後8:00まで(但し、入園は午後7:30まで)の催しで、夜間にも観覧温室を開室して昼間とはまた違った雰囲気でポインセチア展をお楽しみいただける。つづく・・・
<第20回ポインセチア展>
開催場所:京都府立植物園 観覧温室ジャングルゾーン及び特別展示室
開催期間:2011年12月2日(金)~24日(土)
開催時間:10:00~16:00(観覧温室入室は15:30まで)
観覧料金:大人200円、高校生150円、小中学生80円 
      ※別途入園料が必要/一般200円、高校生150円、中小生80円
問い合わせ:075-701-0141

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