2010年6月3日木曜日

貴船神社 貴船祭

神輿が参道をくだる
貴船神社の鳥居貴船神社は、叡山電鉄「貴船口」駅から清流・貴船川に沿って徒歩30分(約2km)ほど遡って歩くと朱の鳥居がみえる。バスも運行しており約4分で貴船に着くが、木漏れ日を浴びながら森林浴を散策するのもよい。清流、貴船川
「貴船口」から歩いて直ぐにある和泉式部の歌で有名な「蛍岩」川沿いの涼風を楽しみながら行くと、平安時代の女流歌人・和泉式部が貴船神社に参拝した「蛍岩」があり、1000年後の今もこの付近一帯は蛍の乱舞が見られるという!
    もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれ出づる 魂かぞと見る
暫くすると、烏帽子岩もある。絵馬の起源を説明する黒馬・白馬の像
例祭の提灯が飾られた門6月1日、貴船神社は例祭があった。
新緑のなか、神事が営まれたが祭典は場所が狭いため観ることは出来ない!水の神さまの吉凶占い
舞楽と神職午後から貴船若中が担ぐ神輿がお囃子とともに谷間に響く。
神輿を担ぐのは貴船・鞍馬のほか島根県大原郡加茂町や安来市の貴船神社氏子の若者たちだった。 貴船神社は、鞍馬山の西ノ谷に流れる貴船川沿いの神社で全国に約500社もある総本宮。島根県大原郡加茂町や安来市の貴船神社氏子の若者たちだった
わらじを履く貴船若中ご祭神はタカオカミの神で水の供給を司る神として祀られた。
古くは貴布祢と記したが黄船、木船、木生嶺、気生根になり1871(明治4)年「貴船」と改めた。狭い川床料理の中を練り歩く
神輿が鳥居をくぐり町へ出る
貴船の地が皇居の北方に位置し、皇居の用水として使用している加茂川の水源となったという。また水の神様として崇められ昔から祈雨祈晴のご利益で知られてきた。歴代天皇が祈雨祈晴の祈願の際に日照りのとき(祈雨)は黒馬を、長雨のとき(祈晴)は白馬を献じて祈願した。また、馬の絵を描いた板が奉納されたことが絵馬の発祥となったという。
「天の磐船(あまのいわぶね)」大きな自然石涼を親しむ川床創建年代は明らかではなく、第18代反正天皇が奥宮の水の湧き出すところに社殿を建立、御鎮座伝説がある古社で社殿は1055(天喜3)年、この地に移築された。
本宮境内には樹齢400年というかつらの大木、その横には天津磐境。また絵馬の起源を説明する黒馬・白馬の像がある。社務所から本宮拝殿へ向かう岩肌の隙間から涌き出る水があり「御神水」と書かれていて、口にふくむ人、容器に入れて持ち帰る人が見られた。その横では、紙を水に浸し浮き出てきた文字を真剣に読んでいる人がおった、水の神さまの吉凶占い。ワッショイの歓声が谷川に木魂していた
4人の女性モデルたちはプロカメラマン従えて写真撮影残年ながら奥宮に奉納する島根県加茂町の貴船神社・出雲神楽や船形石を拝見する機会はなかったが来年来よう!
貴船は、初夏、涼を求めて川床料理の食事や流し素麺や鮎など観光客で賑わっていた。この料理旅館が並ぶ一角に、貴船神社への参道石段がある。
<貴船神社>
住所:京都市左京区鞍馬貴船町180  電話:075-741-2016
交通:叡山電鉄「貴船口」駅で下車
    京都バスへ乗り換え「貴船」まで、貴船から徒歩3分
    貴船口から徒歩 約30分(2km)

0 件のコメント: